第三十五話 母艦での会談その十八
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「それだけで全く違うよ」
「ええ、悪意があるとね」
福井が応えた。
「それこそダグデド達みたいによ」
「動くからね」
「それがないなら」
それならというのだ。
「私達も気が楽だわ。ただ悪意がない方が」
「強いね」
「何かとね」
「仲間を助け合うし」
「団結も出来るから」
「そういえば」
桐生は津古内と福井の今の話から気付いた。
「今の組織はお互いに助け合っているよ」
「そうだよね」
「組織の垣根を越えてね」
「前の戦いでもそうだったし」
桐生はさらに話した。
「これからもね」
「そうしていくね」
「どの組織も」
「デーボス軍だけでなく」
「ならばだ」
トリンはそれならと話した。
「我々は正攻法でだ」
「戦うんだ」
「そうしていこう」
「正攻法というと」
「その分力が必要だな」
「そうなんだよね、正攻法で戦うなら」
桐生はそれならと応えた。
「本当にね」
「まずはな」
「俺達が強くないとだよ」
「満足に戦えなくて」
「勝つこともだ」
それもというのだ。
「難しい」
「そうだね」
「だからだ」
そうであるからだというのだ。
「ここはだ」
「訓練をして強くなる」
「これまでも君レはしてきたが」
「これまで以上にだね」
「やっていこう」
トリンは確かな声で述べた。
「そうしていこう」
「そうして強くなる」
「そうなっていこう」
「それが一番だね」
桐生はトリンのその言葉に頷いて述べた。
「俺達は」
「そうだな、では他のチームにも話してだ」
「これまで以上に訓練をすることだね」
「猛訓練と言っていいまでにだ」
そこまでというのだ。
「やっていこう」
「皆でね」
「そして強くなりな」
そうしてというのだ。
「そのうえでだ」
「戦っていく」
「デーボス軍達とな、彼等との戦いはこれが最後になるが」
「そうしたこと言ってるね」
ラッキューロが言ってきた。
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