第七百七十三話 サウナその十
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「残念ながら」
「腰だってね」
アンネットがこちらもと言った。
「そうなのよね」
「アンネット腰悪いの」
「母方のお祖母ちゃんがね」
この人だとだ、彰子に話した。
「悪くて」
「お風呂であったまってるの」
「そうなの」
実際にというのだ。
「いつもね」
「サウナもあったまって」
「肩凝りによくてね」
「腰にもよね」
「よくてね」
そうであってというのだ。
「毎日サウナに入ってるわ」
「そうしてるのね」
「それでね」
そのうえでというのだ。
「腰痛くならない様にね」
「してるのね」
「そうなの。今はロシアでもシャワー派の人いるけれど」
この辺りは人それぞれである、中には真夏の暑い時でも風呂に入らないでは気が済まない人がいる様に。
「お祖母ちゃんはね」
「サウナ派ね」
「そうなのよ、あとね」
アンネットはさらに話した。
「寒いとリューマチとかにもね」
「なりやすいわね」
アロアが応えた。
「どうしても」
「そう、冷え性にもなって」
「寒いと大変よね」
「何かとね。だからね」
そうしたお国柄だからだというのだ。
「本当にね」
「ロシアではやっぱりサウナね」
「それに入る人が多いのよ」
「今でも」
「露天風呂は温室の中で、というのが多いけれど」
それでもというのだ。
「湯舟のお風呂もあって」
「今は」
「それでね」
そええと共にというのだ。
「主流は今もね」
「サウナね」
「思いきりあったまって」
そのサウナでというのだ。
「汗かいてね」
「その後で」
「そう、こうしてね」
今の様にというのだ。
「水風呂にも入って」
「身体も冷やして」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「また入る」
「それを繰り返すのね」
「そして腰も治るのよ」
「肩凝りもね」
また彰子が言ってきた。
「本当に」
「あんたはそうよね」
「いや、肩凝りは放っておいたら」
そうすればとだ、彰子はまたこの話をした。
「洒落にならないから」
「頭痛もして」
「健康に良くないからね」
だからだというのだ。
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