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八条学園騒動記
第七百七十三話 サウナその九

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「ロシアのお風呂は今も主流は」
「サウナね」
「そうなの」
 こう答えたのだった。
「何といってもね」
「そうなのね、それでだけれど」
 彰子はアンネットの話を聞いてから述べた。
「もうそろそろ一旦」
「水風呂に入るのね」
「そうしない?」
 こう提案するのだった。
「これからね」
「そうね」 
 アンネットは笑顔で頷いて応えた。
「それじゃあね」
「ええ、それでアロアは」
「私もね」
 アロアもすぐに答えた。
「もうね」
「水風呂入るのね」
「熱くなってきたから」 
 見れば汗が滝の様に全身から流れている、このことは彰子とアンネットも同じだ。まさに全身汗だくである。
「だからね」
「それでよね」
「もうね」
 まさにというのだ。
「水風呂入りたいわ」
「それじゃあね」
 こう話してだった。 
 三人はサウナを出て水風呂の水でかかり水をして汗を落としてだった。
 そうして水風呂に入った、すると。
「一気にね」
「身体冷えるわね」
「本当に」
「これがいいのよね」 
 アロアはアンネットと彰子に応えた。
「冷える感じが」
「これがね」
 彰子もその冷えるのを感じる中で言った。
「お風呂に長く入るコツよ」
「身体を冷やすことも」
「このこともね」
「そうなのよね」
 アロアもその通りだと答えた。
「これが」
「その通りよね」
「それにあったまって冷やす」
「それがいいのよね」
「身体の疲れがね」
「取れるのよね」
「血流がよくなって」
 そうなりというのだ。
「ほぐれてね」
「身体がね」
「そうなってね」
 それでというのだ。
「凄くね」
「肩凝りにもいいのよね」
 彰子は自分のこのことを話した。
「これが」
「腰や関節にもね」
「シャワーだけだと」
 それならというのだ。
「奇麗になってもね」
「肩凝りとかはなおらないのよね」
「そうなのよね」
 これがというのだ。
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