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神々の塔
第八十七話 釈迦如来その六

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「甘露をやねん」
「再現してるんやな」
「そやねん」
「それでお釈迦さんに縁あるな」
「それで今もやで」 
 その釈迦如来と戦う前にというのだ。
「宿屋の人が出してくれてん」
「そうやな」
「そして」
 そのうえでというのだ。
「甘くても糖分はほぼないから」
「飲んでも太らへんな」
「そうやで」
 これがというのだ。
「そのこともええことやね」
「確かにな」
「これをよおさん飲んだら」
 どうかとだ、トウェインは真顔で話した。彼も飲んでいる。
「起きた世界のアメリカもな」
「太る人少ないか」
「食べものが有名やが」
 カロリーが高いものが多いとだ。
「飲みものかてな」
「アメリカは甘いものが多くて」
「そこからもな」
「太る人多いねんな」
「もうコーラなんてな」
 この世界にもあって今は連合全体で飲まれている。
「いつもがぶ飲みや」
「そんな人多いか」
「そやからな」
 飲みものの問題もあってというのだ。
「ほんまな」
「起きた世界のアメリカは太ってる人多いか」
「深刻なまでにな」
 事実長い間アメリカの社会問題の一つになっている。
「そうなってるわ」
「世界的に知られてる通りにやな」
「そや」 
 まさにというのだ。
「そうなってるわ」
「そやからか」
「このお茶飲んだらな」
 トウェイン自身甘茶を飲みつつ言った。
「ええかもな」
「ほんまアメリカ太ってる人多いさかいな」
 メルヴィルも飲んで言う。
「飲みものも深刻やからな」
「それで甘茶か」
「お菓子もな」 
 こちらもというのだ。
「果物とかな」
「お菓子よりずっと糖分低いしな」
「それか和菓子みたいな」
 今自分達が食べているというのだ。
「そうしたものでな」
「一緒に食べるとええな」
「そう思ったわ、ほんま我が国はな」
 メルヴィルは苦い顔で話した。
「どの国よりもな」
「肥満が問題やな」
「そやからな」
「最近我が国もそやけどな」
 施は苦い顔で述べた。
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