第56話
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に指摘した後ある人物の事について尋ね、尋ねられたチョウはその人物の事についての説明を続けた。
「ふふっ、アニエスがヴァンさんの所でバイトを始めた時からいずれ私の正体がバレる日が来るとは思っていたけど、まさかこんなにも早くバレるとは思わなかったわ♪」
「正体を黙っていた理由は先輩の”身分”を考えれば理解していますけど、私やオデット達――――――生徒会のメンバーにも黙っているなんて水臭いですよ…………私もそうですがオデット達も先輩の”正体”を知っても、今まで通りの態度で接しますのに…………」
ウインクをして答えたレンにアニエスは困った表情で指摘し
「私と親しくしてくれている貴女達にも私の正体を黙っていたことは悪いと思っているわ。だけど貴女達”子供側”はそれでよくても、”親側”が貴女達が”中央”――――――クロスベル帝国政府の上層部と親しい関係を築いているメンフィル帝国の皇族である私と親しいなんて話を知ったらその”親側”が自分の子供である貴女達の学生生活に口出しして、貴女達に余計な負担をかけるかもしれないでしょう?」
「!それは…………」
若干申し訳なさそうな表情で答えたレンの推測に目を見開いたアニエスは複雑そうな表情で答えを濁していた。
「そういや室長さん、そこの熊野郎たちの因縁があるとはいえ…………こういった合意についてだったらてっきりルネの領分かと思ったが。」
アーロンとチョウ、アニエスとレンがそれぞれ話している一方ヴァンはキリカにあることを訊ねていた。
「あ…………」
「ああ、お前さんとエレインの昔馴染みっていうキレ者か。」
「フフ、彼にはちょうど別件で動いてもらっていてね。まあすぐにわかるでしょう。」
ヴァンの問いかけにエレインとジンがそれぞれキンケイドを思い浮かべている中キリカは静かな笑みを浮かべて意味ありげな答えを口にした。
「…………?そいつは――――――」
キリカの意味ありげな言葉が気になったヴァンはキリカに続きを訊ねようとしたがタイミング良くチョウが別れの言葉を告げた後その場から立ち去り、キリカやレン達もそれぞれ別れの言葉を告げた後立ち去った為答えは聞けなかった。
「…………ったく、比較的マシな室長さんですらアレだからな。揃いも揃って濃すぎだろ…………」
「ヴァン様も人の事は余り言えないのではないかと。」
「そ、そうですよっ。内緒でこんなところに来て…………!」
キリカ達が去った後呆れた表情で呟いたヴァンに指摘したリゼットの言葉にフェリは同意した。
「撒かれたっつーのはムカつくがま、そいつはどうでもいい。」
「それで結局――――――この場所は一体どういう…………?」
「ここは黒芒街――――――存
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