第56話
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って話は聞いているけど、もしかしてその時にリタさんから教えてもらったのかしら?」
「いえ、”息吹”の有無に敏感なフェリちゃんが気づいたんです。…………えっと、もしかして先輩とレジーニアさんやアンリエットさんもそうですが、リタさんともそれぞれ昔からのお知り合いなのですか?」
目を丸くした後訊ねたレンの疑問に答えたアニエスはあることに気づき、レンに確認した。
「ええ。まあ、私の方は彼女達とはそれ程親しい訳ではないから、”知り合い”程度と言った所だけどね。」
「ハッ、天使や幽霊娘達と”知り合い”とかどんな知り合いだよ。」
「その”天使”の姉や母がいるアーロンにだけは言われる筋合いはないと思いますがねぇ。」
レンが答えた後鼻を鳴らして指摘したアーロンにチョウが苦笑しながら指摘するとヴァン達はそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「話を戻すが、いずれにせよ今後の対応はアルマータの目的が焦点になりそうだな。」
「ええ――――――勿論それぞれの立場で”対応”は異なってくるでしょうが。」
ジンの意見にチョウが頷いて異なるとアニエス達はそれぞれ表情を引き締めた。
「フフ…………本日の交流はこのあたりまでになりそうね。」
「ええ――――――ですが”他”よりは歩み寄れる余地もあるはずです。」
「フフ、その”余地”に私共も加えて頂けるとは光栄ですが。」
キリカの言葉にエレインは頷き、チョウは口元に笑みを浮かべて答えた。
「ま、お前さんやギエン老はともかく、ファン大人みたいな穏健派もいるしな。アークライド――――――お前さんたちも構わんか?」
「構うも何も、アンタら全てと関わりあんのはウチだけだろうが…………つーか”繋ぎ”に使う気満々だな?」
ジンの確認に対して呆れた表情で溜息を吐いて指摘したヴァンはジト目でになって呟いた。
「バレたか。」
「バレた?」
「バレましたか。」
「バレちゃったわね♪」
「ハモってんじゃねえっ!!」
ヴァンの問いかけに対してジン、キリカ、チョウ、レンはそれぞれ同時に答え、4人の答えにヴァンは思わず突っ込んだ。その後会合は終了し、ヴァン達は先に地上に戻るキリカ達の見送りをしていた。
「フフ、旧首都での生活、家族共々さっそく馴染んでいるようですね?アシェン様も心配していましたしあまり羽目を外し過ぎないように。」
「あいつも小うるせぇな…………アンタこそマメに顔を出してやれよ。そういやシンはどうしてんだ?レミフェリアに留学して半年か。」
「ええ、現地名門校の中等部でご学友にも恵まれたらしく…………」
アシェンの意を汲んだチョウの注意に対して呆れた表情で呟いたアーロンはチョウ
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