第56話
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!何でも”戦場”にその姿を現せば二人の”姉”と共に敵兵を一人残らず殲滅したことから”殲滅の姉妹(ルイン・シスターズ)”とも呼ばれているとか。」
「ハッ、優等生の仮面を被ったとんだサイコ野郎じゃねぇか。」
「アーロンさんは私の事を何だと思っているのよ…………ジンさんも言ったように私が殲滅したのはあくまで”戦場の敵兵達のみ”よ。」
リゼットの説明を聞いてある疑問を抱いたアニエスの疑問にジンが苦笑しながら答え、ジンの話を聞いたフェリは目を見開いた後アーロンと共に真剣な表情でレンを見つめ、レンは溜息を吐いてアーロンの指摘に反論した。
「せ、”戦場で敵兵を殲滅”って…………もしかしてレン先輩、戦争の従軍経験まであるんですか…………!?」
「勿論ありますよ。殿下は3年前の”大戦”ではかの”大英雄”殿が率いた伝説の部隊――――――”灰獅子隊”の参謀兼”灰獅子隊”の拠点にしてリベールの”白き翼”、エレボニアの”紅き翼”の姉妹艦でもある高速飛行艇――――――”灰色の翼”の”艦長”という”大役”を務められたのですよ。」
「ハハ、それにレン嬢ちゃんは3年前の大戦だけでなく、6年前の”リベールの異変”の時も”異変”解決の為にその嬢ちゃんは両親や親族と一緒に、俺やリベールの遊撃士、それにリベールのお姫さん達と共に最終決戦地に乗り込んで、”裏”の使い手たちと激闘を繰り広げたんだぜ。」
「ちなみに彼女は4年前の”クロスベル異変”でも”リベールの異変”同様”異変”解決の為にクロスベル皇家――――――”六銃士”達に協力する等と言った大きな貢献をしている上、先ほど少しだけ話に出た4年前の通商会議にもメンフィル帝国側の代表者の一人として参加して前総督やエレボニアのかの”鉄血宰相”と当時のクロスベルを巡って舌戦を繰り広げた事もあるわ。」
「まさかそれ程の優秀な戦士だったとは…………最初に出会ったときに見ぬけなかったわたしはまだまだ未熟ですねっ。」
「いや、戦士云々の問題じゃねぇだろ。あの天使や幽霊の学生共といい、目の前の化物じみたアニエスのパイセンといい、お前の学院も中々カオスな面子が揃っているようじゃねぇか、アニエス?」
「え、えっとレン先輩達が特別であって、他の人達は普通の学生ですよ!…………多分ですけど。」
アニエスの疑問に答えたチョウやジン、キリカが口にしたレンの過去の経歴を知った助手達はそれぞれ冷や汗をかいた後真剣な表情でレンを見つめて呟いたフェリに呆れた表情で指摘したアーロンはアニエスをからかい、からかわれたアニエスは苦笑しながら反論した後すぐに自信なさげな表情になった。
「あら、その口ぶりだとアンリエットさんが”幽霊”であることもアニエスは知っているみたいね。煌都での出張でリタさんとも共闘した
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