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英雄伝説〜黎の陽だまりと終焉を超えし英雄達〜
第56話
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「”レン・H・マーシルン”…………それがレン先輩の本当の名前…………―――って、ええっ!?」

「おいおい、”マーシルン”って言えばメンフィルの皇族連中の家名じゃねぇか。てっきりメンフィルの貴族あたりかと思っていたが、まさか皇族とはな。」

「ええっ!?メ、メンフィル帝国の”皇族”…………!?」

(…………なるほど。私のようなディル=リフィーナからの”迷い人”もそうですがメンフィル帝国の内情に随分と詳しかった事といい、学生の身でありながら本来なら高額かつ限られた人物しか入手できないはずのザイファを僅か数日で用意できた事といい、彼女について色々と疑問に思う点はありましたがそれも全て彼女がメンフィル帝国の皇族である事を考えれば納得が行きますね。)

レンの”真の名”を知ったアニエスは呆けた後すぐにレンがメンフィル帝国の皇族であることに気づくと驚きの表情で声を上げ、真剣な表情でレンを見つめながら呟いたアーロンの話を聞いたフェリは驚きの表情で声を上げ、メイヴィスレインは真剣な表情でレンを見つめて呟いた。



「メンフィルの皇家は”分家”は多くても数家程しかない他国と違って十数家の”分家”が存在しているとの事だが、彼女の両親は”英雄王”と”闇の聖女”だから、レンは比較的”本家に近い立場の分家の皇族”でもあるんだぜ。」

「ええっ!?」

「え、”英雄王”って確か”大陸最強”とも称されているメンフィル帝国最強の戦士にして前皇帝じゃないですか…………!?」

「”闇の聖女”ってのにも聞き覚えがあるな。確か異世界の宗教――――――”混沌の女神(アーライナ)”教とやらの”聖女”で、その娘も”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”とかいう大層な名で呼ばれているそうじゃねぇか。…………確か”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”とやらの年齢は俺達より少し年上って話を聞いた事があるからそこの皇女はその”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”の妹か。」

ヴァンの説明を聞いてレンの両親を知ったアニエスは驚きの表情で声を上げ、フェリは信じられない表情でレンを見つめ、アーロンは興味ありげな様子でレンを見つめてある推測をした。

「フフ、ちなみにレン皇女殿下も姉君のように既に二つ名があります。レン皇女殿下は”裏”の世界では”殲滅天使”という二つ名で恐れられている上、先ほどヴァン様も仰ったように腕利きのハッカー――――――仔猫(キティ)としても有名なのです。」

「”殲滅天使”…………という事はもしかしてレン先輩は実は天使族の方なんですか?」

「ハハ、違う違う。”天使”のような可憐な容姿でありながら、”戦場”では敵対する者達を容赦なく”殲滅”したことからついた異名だ。」

「!里でも聞いたことがあります…………
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