第56話
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えてヴァリス側の干渉があった場合の窓口としても期待させてもらいたい。」
「…………そこまで見越してやがるとはな。」
「”そちら”とは業務が異なりますので期待には添えない可能性もありますが…………」」
助手達の推測を評価した後に答えたキンケイドの話を聞いたヴァンは真剣な表情で呟き、リゼットはキンケイド達にある指摘をした。
「それでもあらゆる意味で君達に期待してしまう状況が整っているわけだ。期間は3日間――――――サルバッド同様、”4spg”をやりながらで構わない。すぐにとは言わないが数日中には出発して欲しいと思っている。」
(あ…………)
「――――――お話はわかりましたよ。だがこの場での即答は難しいですね。一度持ち帰って返事をさせてください。」
「フフ、無論それで構わないさ。さすがに君達に一点張りというわけでもないからね。」
「引き受けない場合、当然だが今の情報は機密案件として漏洩を禁じさせてもらう。まあ――――――今回は思わぬ決め手があるかもしれんが。」
(っ…………)
「…………?」
「……………………」
キンケイドが口にした言葉の意味を理解していたアニエスは息を飲み、理解していないフェリは首を傾げ、アニエス同様理解していたヴァンは真剣な表情で黙り込んでいた。
その後、ヴァン達は旧市街まで送られ…………モンマルトで夕食をとってから、依頼について話し合うのだった。
〜アークライド解決事務所〜
「――――――ちなみに、”本社”から何か聞いてねぇのか?」
「ザイファ規格の民生化については存じていますが、異変については何も。ただし”A"関連であればわたくしの方にも連絡があると思います。」
「そうか…………引き受けるとなると確かに3日はかかりそうな案件だ。ヴェルヌや理科大学っの実態調査である以上、平日に動く必要もあんだろう。」
「そうなるとアニエスさんは…………」
「えっと、それなんですが…………むしろ丁度いいかもしれません。実は――――――」
リゼットへの確認を終えた後に答えたヴァンの説明を聞き、学生であるアニエスは今回の出張は厳しい事を悟ったフェリは僅かに複雑そうな表情でアニエスを見つめたが対するアニエスは動じていない様子であることをヴァン達に説明した。
「”視察研修”…………”高校って面白いですねっ。」
「さすが旧首都の有名校、小生意気なカリキュラムだな。」
アニエスの説明を聞いたフェリは驚いた後明るい表情を浮かべ、アーロンは口元に笑みを浮かべて呟いた。
「生徒の自主性を重んじるアラミスならではの伝統行事だな。レポートもさぞかしたんまり出るんじゃねぇか?」
「?
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