第二章
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「行き来出来る、そしてだ」
「インターネット間もか」
「それが出来る」
「それは有り難いことだな」
「実にな、だから死んだが」
そうなったがというのだ。
「悲観していない、しかも私は独身だったからな」
「家族もいないからか」
「余計にだ、今は気ままにな」
「インターネット間を移動したりしてか」
「生きている、家も必要なければ服も食事もいらず」
そうしたものもというのだ。
「暑さ寒さも関係ない、サイボーグだから定期的にメンテナンスを受けていたが」
「その心配もないか」
「だからな」
「快適か」
「実にな」
深夜今妖精受けて出張してきている軍の施設で働いていてトイレに行った帰りで病院の中の様な無機質な廊下で出会った彼と話した。そうしてだった。
そのまま仕事を続け三時から六時まで寝たが。
朝起きてだ、助手のトーマス=キンバリー茶色のショートヘアでブラウンの目に童顔で一七五位の背の痩せた顔とスタイルの彼に話すとだった。
目を瞬かせてだ、彼はこう言った。
「サイボーグも幽霊になるんですね」
「そしてインターネット間を移動出来るそうだ」
「新発見ですね」
「そうだな、機械の部分があってもな」
「その部分も忠実にですね」
「生前のままで軍服はイギリス空軍のものだった」
このこともだ、ドゥーリトルは話した。
「階級は大尉だった」
「それなら間違いなく」
「本人だな」
「階級までわかるのなら」
「そうだな」
「それでインターネット間も自由にですね」
「移動出来るそうだ」
キンバリーに共に朝食を食べながら話した、メニューはトーストにボイルドベジタブルに目玉焼きと焼いたベーコンにミルクティーだ。
「どうもな」
「そのことも知りました」
「そうだな」
「いや、実にです」
さらにだ、キンバリーは言った。
「興味深いお話です、僕もその人に会いたいですね」
「面白そうだからか」
「はい、まさにです」
ここでキンバリーはこう言った。
「サイバー幽霊ですね」
「サイボーグにインターネットでな」
「こうした科学的な場所に出て」
「幽霊も時代によって変わるということか」
ドゥーリトルはここでこう考えた。
「つまりは」
「幽霊っていうと鎧兜を着たい白いドレスを着て」
「私もそう思っていた」
「シェークスピアの劇に出て来るみたいな」
「そんなイメージだな」
「それがですね」
キンバリーは笑って話した。
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