第三章
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「十分以上聴いてね」
「歌がはじまったわ」
「そっちもいいから」
「聴くといいうのね」
「そうよ」
まさにというのだ。
「だからね」
「それでなのね」
「このまま聴いてね」
「そうするわ」
その心地よく聴いているだけで心が弾むイントロを聴いていった、そして実際に十分以上経ってであった。
歌がはじまった、その歌を聴くとだ。静香は笑顔で言った。
「楽しく待ってね」
「それでこの曲だからね」
育美も一緒に聴きつつ笑顔で応えた。
「いいでしょ」
「凄くね」
笑顔のまま言葉を返した。
「いいわ」
「そうでしょ、じゃあね」
「ええ、最後まで聴いてね」
「そうするわ」
言葉を返しつつだ。
静香は歌を聴いていった、その時も演奏はよくてだ。
心地よく聴けた、そして最後まで聴いてだった、静香は育美に言った。
「いや、本当にね」
「よかったでしょ」
「ええ」
ここでも笑顔で言った。
「凄くね」
「イントロは確かに長くて」
「それが話題でも」
「それだけじゃないから」
「そのイントロが名曲で」
「肝心の歌もね」
それもというのだ。
「いいからね」
「話題になって」
「それでね」
そのうえでというのだ。
「視聴数も多いのよ」
「聴く人も」
「そうなの、イントロはね」
これはというと。
「歌の特徴になって話題になっていて」
「この曲を有名にしているけれど」
「話題になってね」
「結局話題にならないとね」
静香はこの現実を話した。
「聴いてもらえないしね」
「そうでしょ」
「その話題になって」
「肝心の中身もいいからね」
「話題なのね」
「作ったボカロの人の作戦勝ちね」
笑顔でだ、育美は言った。
「本当に」
「敢えて無茶苦茶長いイントロにして」
「それでね」
そうしてというのだ。
「注目されて中身もいいから」
「名曲になっているのね」
「特徴と質のよさがあったら」
その二つがというのだ。
「勝ちね」
「そうね、じゃあ私達もね」
「そうした曲作ろう」
「有名になって聴いてもらいたいなら」
「それならね」
二人でこう話してだった。
静香は曲が終わると育美それに他の部員達と一緒に音楽の話をした、そうして自分達が作る新曲の話をしていった、それで出来た新曲はその曲とは比べものにならない位の視聴数だった。だがそれでも彼女達は満足したのだった。一緒に楽しくその曲を聴きつつ作られたので。
イントロダクション 完
2024・7・12
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