第一章
[2]次話
イントロダクション
ユーチューブのあるその曲の話を聞いてだ、高校の軽音楽部でギターをしている神部静香は思わずこう言った。
「イントロが十分!?」
「そうなのよ」
その話をした同じく軽音楽部でドラムをしている佐々木育美が応えた、静香は癖のあるセミロングの黒髪で切れ長の二重の目で眉は細く長い。背は一六七位ですらりとしたスタイルで脚はかなり長い。育美は金髪にした髪の毛をストレートのロングにしていて大きな気の強そうな目で細面で唇は小さい。背は一六五程で大きな胸が目立っている。
「これがね」
「そんな長いインドロなんてね」
「普通ないでしょ」
「ええ、何それ」
部活を行っている教室の中で言った。
「本当に」
「そのイントロからね」
「歌がはじまるの」
「そうなの」
これがというのだ。
「ようやくね」
「何その曲」
静香はここまで聞いてあらためてこう言った。
「ちょっとね」
「有り得ないでしょ」
「作曲した人何考えてるのよ」
「ちなみに作詞した人よ」
「オリジナルの曲歌うボカロなのね」
「作ってね」
そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「そうなのね」
「それでね」
育美は静香に言った。
「今から聴いてみる?」
「実際にどんな曲か」
「そう、聴けばわかるでしょ」
どういった曲かというのだ。
「イントロにしてもね」
「そうね」
確かにとだ、静香は育美のその言葉に頷いた。
「それはね」
「だったらね」
「ええ、それじゃあね」
育美に確かな声で応えた。
「今からね」
「聴かせて、ユーチューブーにあるのよね」
「そうよ」
まさにというのだ。
「だからね」
「今から聴くわ、その曲のタイトルは」
「それはね」
育美はジブンノスマートフォンを出した静香に曲名とアーティスト名を話した、教室の椅子に向かい合って座っている。それぞれの楽器が傍にある。
曲名とアーティスト名を聴いてだ、早速だった。
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