第三章
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「そのうちにってね」
「考えてるんですね」
「そうなのよ」
「頑張って下さいね」
それならとだ、愛衣は隣のルームランナーで走りつつ応えた。今は体験入会という形でそこにいるのだ。服はレンタルだ。
「それじゃあ」
「それで本当にね」
「アモーレになりますね」
「そうなりたいわね」
彩はにこりと笑って言った、そうして愛衣と共に運動をしてだった。
その後で一緒にサウナも入ってすっきりしてだった。家に帰って後は軽く自炊して食べて寝てまた次の日働いた。
やがて彩はその彼との距離を縮めていき。
「告白したんですね」
「私からね」
愛衣に笑って話した。
「そうしたわ」
「そうなんですね」
「もうね」
愛衣にオフィスの中でさらに話した。
「感情を抑えられなくなって」
「それで、なんですね」
「自分から告白してね」
「それで、ですね」
「彼も頷いてくれて」
「交際ですね」
「そうよ」
そうなったというのだ。
「有り難いことにね」
「そうですか」
「よかったわ、これからもジムに通って」
そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「あの人とですね」
「一緒にいてね」
「楽しい時間を過ごされますか」
「そして終わっても」
ジムでの一緒にいる時間がというのだ。
「それからもね」
「これからはですね」
「一緒にいて」
そうしてというのだ。
「楽しい時間を過ごすわ」
「そうするんですね」
「ええ、アモーレよ」
彩は明るく笑ってこうも言った。
「本当にね」
「先輩の今の気持ちは」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「これからもね」
「アモーレですね」
「その気分で彼とね」
「楽しい時間を過ごされますね」
「そうしていくわ。気持ちよく汗を流しながらね」
こう話してだった。
彩は実際にジムそしてその後の交際も楽しんでいった、そうしてそのうえで同棲もはじめやがて結婚した。そして交際相手と結婚した愛衣とも親しく交流を深めていった。二人は結婚してからも会社で親しくしていて。
結婚生活に育児のことで何かと話していった、彩はずっと自分の気持ちはアモーレと言っていた、そして愛衣もやがてそう言う様になりそれぞれ幸せな家庭生活を過ごしていった。
アモーレな気分 完
2024・8・13
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