第二章
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「ここで汗かくんですか」
「そうよ、ただね」
運動できる服に着替えつつだ、彩は愛衣に話した。
「実はここにかなりのね」
「あっ、インストラクターの人で」
「イケメンがいてね。ここは入社してすぐに入って」
ジムにはというのだ。
「毎日仕事帰りに通ってね」
「運動してですね」
「汗かいているけれど」
それでもというのだ。
「去年からね」
「その人が入って」
「それでよ」
その為にというのだ。
「その人を見る為にもね」
「通ってますか」
「そうなのよ、それであんたも汗かく?」
自分も運動できる格好になっている愛衣に提案した。
「一緒に」
「そうですね、それじゃあ」
「ええ、その人も紹介したいし」
「今から汗かきましょう」
「二人でね」
こう話してだった。
二人でトレーニングをして汗をかきはじめた、そして彩はそのインストラクターを見て彼を見つつ愛衣に紹介した。
「あの人がよ」
「そのインストラクターさんですね」
「そう、佐藤英さんっていうのよ」
「確かに」
愛衣はその長身ですらりとして優しく整った顔立ちで黒髪を短くしている若いインストラクターを見て頷いた。
「いい感じの人ですね」
「そうでしょ、前からここでは身体動かして」
そうしてというのだ。
「ストレス解消してたけれどね」
「健康管理も兼ねて」
「そうしていたけれど」
それだけでなくというのだ。
「今はね」
「あの人も見てね」
「アモーレにもなって」
「そしてね」
「楽しい時間を過ごしてますね」
「そうよ、タイプなのよ」
ルームランナーの上で走りつつだ、彩はにこりと笑って話した。
「彼が」
「先輩ああした人がタイプですか」
「明るくて優しくて清潔な感じの人がね」
「そうなんですね」
「最近はお話もするし」
「仲よくなってます?」
「まだそう言っていい段階じゃないけれど」
それでもというのだ。
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