第一章
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アフリカンスタイル
ナイジェリアから日本に来たアレク=フレディは大阪で働いている、職場では笑ってよくこんなことを言っている。
「日本のビール最高だよ」
「そんなにいいですか」
「病みつきになってね」
年下の同僚の面美貴に笑顔で言った、フレディは一七三位の背の面長のアフリカ系で面は四角い顔で尖った感じの口と細い目と黒く短い髪の毛の一七〇位の背の青年である。二人共サラリーマンで此花区の会社で働いている。
「痛風が心配だよ」
「じゃあプリン体ゼロのどうですか?」
「ああ、日本にはそうしたビールもあるね」
「そうですね」
「今度からそれ飲むよ」
「プリン体ゼロのビールですね」
「カロリー控えめの」
このことも言うのだった。
「それにするよ」
「そうですか」
「ビールにね」
フレディはさらに話した、会社の昼休みに一緒にコンビニ弁当を食べつつ話している。二人共スーツを着ている。
「お好み焼きとか焼きそばとか」
「粉ものですね」
「この組み合わせがいいね」
「大阪ですよね」
「そうそう、特にね」
フレディは笑いながらさらに話した。
「たこ焼きだよ」
「あれですね」
「たこ焼き食べてね」
そうしてというのだ。
「ビールを飲む、それがね」
「最高ですよね」
「日本そして大阪だよ」
まさにというのだ。
「本当にね」
「そうですね、たこ焼きでしたら」
面はたこ焼きと聞いてコンビニ弁当のご飯を食べつつ言った、フレディの箸使いが上手だと思いながら。
「たこ焼き焼くタコ焼き機ありますよ」
「大阪の家の必須だね」
「何なら僕の家にもあるんで」
それでというのだ。
「今度うちに来て飲みながら」
そうしつつというのだ。
「たこ焼きパーティーしますか」
「ビールを飲みながらだね」
「どうでしょうか」
「していいかな、じゃあビールと食材買って」
「たこ焼き焼きながら」
「ビール飲もうか」
「そうしましょう」
こう話してだった。
二人でたこ焼きパーティーの準備をはじめた、食材にビールを買ってだった。
面の家に集まった、彼は実家暮らしでそこで一緒にだった。
乾杯をしてからタコ焼き機を囲んでたこ焼きを焼きながらビールを飲みはじめた、面は缶からそのまま飲んだが。
フレディはコップに入れた、そして。
ストローで飲みはじめた、面はその飲み方に驚いて彼に問うた。
「ストローで飲むんですか」
「ビールをね」
フレディは平然とした顔と声で答えた。
「そうするんだ」
「フレディさんはそうですか」
「いや、アフリカではね」
フレディはストローでビールを飲みつつまた答えた。
「こうして飲む人が多いんだ」
「ビールをですか」
「そ
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