第五幕その五
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「実はです」
「お口に合わなくて」
「苦労しました」
「そうだったのね」
「ですがインドに戻って」
「またカリーを食べて」
「そうなってです」
それでというのです。
「嬉しかったです」
「そして今もなのね」
「インドのお料理特にです」
「カリーを食べているのね」
「そうしています、ですがカレーも」
こちらもというのです。
「好きで」
「よく食べているのね」
「そうしています」
皆にお屋敷の中を案内してです、その中でドロシーにお話します。
「よく、それで色々なカリーとです」
「カレーをなのね」
「楽しんでいます、それでは今から」
「カリーをなので」
「召し上がって下さい」
こうお話してでした。
皆でお屋敷の食堂に案内されてそこでカリーを食べました、ご飯の上に様々なスパイスで調合された鶏肉とお野菜がたっぷりと入ったルーをかけたそのカリーを皆で食べました、その後で。
セーラはラメダス、ベッキーと一緒に皆を国の隅から隅まで案内しますが。
「人と一緒に牛がいて」
「共に街の中で暮らしているね」
かかしと樵はその彼等を見て言いました。
「この風景を見るとね」
「やっぱりインドだね」
「そして小公女の国だね」
「そう思うね、人も牛もね」
かかしはここでこう言いました。
「変わらないよ」
「そうですね」
ラメダスが応えました。
「牛は神聖な生きものです」
「神様の使いだね」
「農作業の手伝いをしてくれて」
そうしてというのです。
「沢山のミルクをくれる」
「有り難い生きものだね」
「ですから」
だからだというのです。
「私達はです」
「牛を大切にしていて」
「人と同じ様にです」
「街でもいるね」
「そうなのです」
「インドがそうで」
「この街もです」
「そうだね」
かかしはラメダスの言葉に頷きました。
「まさに」
「そうです、それでなのですが」
「それで?」
「お嬢様はクリスチャンですが」
今度は宗教のお話をしました。
「ですが」
「それでもだね」
「この国は多くの宗教が存在しています」
「ヒンズー教やシーク教だね」
「ジャイナ教も、そしてお嬢様もです」
クリスチャン即ちキリスト教徒でもというのです。
「よくそちらの寺院にです」
「参拝しているんだ」
「そうなのです」
「そうなったんだね」
「かつては教会にだけです」
キリスト教のというのです。
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