第三十五話 母艦での会談その六
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「全くな」
「そうね、それならね」
「彼等はだな」
「あんたのお店には何もしないわ」
一切というのだ。
「店員さん達にもね」
「そのことは安心出来る」
「人の道は守るから」
「まして人質に取るなぞはな」
「絶対にしないわ」
エスケイプはきっぱりと言い切った。
「あいつ等はね」
「だからそのことはだ」
「安心しているわわね」
「私もな」
「あくまで戦うのはあんたとギアね」
「そうだ」
まさにというのだ。
「そして戦隊の者達もな」
「あんた達に向かうだけで」
「店のことは心配しない」
「お店の人達のことも」
「今の時点でな」
「そうね、ただ」
「ただ。どうしたのだ」
「戦隊のことがわかっているわね」
ドクターマンのこのことを指摘した。
「やっぱり一緒にいたし」
「かつて戦ったからな」
「だから知っているのね」
「私もな。かつては憎く思っていたが」
戦隊の者達をというのだ。
「今は違う」
「認めているわね」
「見事な戦士達だとな」
その様にというのだ。
「認めている」
「そうよね」
「だからだ」
それ故にというのだ。
「この度もな」
「戦うなら」
「安心出来る、誇り高い戦士達だからな」
戦隊の者達はというのだ。
「だからな」
「そういうことね」
「そしてだ」
ドクターマンはさらに話した。
「若し戦うなら店はな」
「店の人達にお任せしますね」
エンターが言って来た。
「そうしますね」
「その間はな」
「任せられるからですね」
「そうだ」
まさにというのだ。
「彼等はな」
「だからですね」
「私が諸君等の友人となり」
そうしてというのだ。
「共に戦うならな」
「その間はですね」
「店はな」
「お店の人達にお任せして」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「やっていってもらう」
「そうですね」
「そしてだ」
ドクターマンはさらに話した。
「君達と共にだ」
「一緒にですか」
「全力でだ」
「戦うのですね」
「私は手は抜かない」
決してというのだ。
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