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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
勇者が旅立つ場所
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急がせるアルル。

「アルル!リュカさんは訳あって、人気のない場所での情報公開を奨めてるのよ!ちょっとはリュカさんの事を理解しなさいよ!」
アルルの一方的な言葉に、当の本人より怒りを露わにするハツキ。
「ハ、ハツキ…な、何よ…リュカさんは何時もふざけてるでしょ…今回だって…」
「アルル…僕も父さんが訳あって言ってると思うよ。だから………」
父の事への焦りから、ヒステリックになるアルルを、宥める様に言い説くティミー。
「何よ…何時もと今回に違いなんて見えないじゃない…」
流石にティミーからの説得には、渋々ではあっても従うアルル。
ブツブツと文句を言っているが、皆と一緒に裏路地へと移動する。


「いや〜…こうやって人目を憚って裏路地とかにくると、思わずビアンカとイチャイチャしたくなっちゃうよね!」
だが相変わらず動じることなくチャラつくリュカ…
「ア…アンタが何時もそうだから、アルルも苛つくんでしょう!普段から謹んで生きてくださいよ!」
つい先刻は擁護したのだが、思わず怒鳴ってしまうティミー。

「なぁ〜にぃ〜?気を使っているのに、酷い言われ様じゃん!パパの気持ちも理解して欲しいですねぇ……」
「「こ、このやろー……」」
一々苛つく言い方をするリュカに、声を揃えて文句を言おうとする勇者2人…
「ティミーもアルルちゃんも、いい加減リュカの性格に慣れなさい!そうやって一々小さい部分に目をやらないで、全体を見渡せる思慮を持ちなさい!」
しかしビアンカが珍しく大声で叱咤をした為、アルルもティミーも言葉を続ける事が出来なくなった。
ビアンカの言う通り、アルルとティミーは視野が狭い…おのれの未熟さを恥、俯く2人…

すると、
「ぷふーっ!カップルで怒られてやんのダッせぇー!初めての共同作業は、ビアンカに怒られる事でした!ってか…あはははは!」
大爆笑のリュカが…
勇者2人の手にデイン系の放電が走ってる!


さて…
完全に人気のない裏路地へとやって来た一行。
まず最初にアルル等の情報から聞く事に…



「………と言うワケよ!お父さんはやっぱり生きていて、数ヶ月前にここラダトームを旅立ったらしいの!私達も早く後を追いましょう」
アルルは自分たちの情報を言い終えると、急かす様に話し合いを終わらせようとする。

「ふ〜ん…僕等の仕入れた情報と、重複する部分があるね…尤も僕等の仕入れた情報は、もっと細部まで明確なんだけどね…」
リュカは宿屋へと転進しようとするアルルを止める様な言い方をし、この場に留まる様に仕向ける。
「な、何よ…私達は、この町の事に精通している警備隊に聞いてきたのよ!」

「うん…でも警備隊の情報って、町全体を見ての情報でしょ?オルテガ個人の事となれば、細部までは知らな
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