暁 〜小説投稿サイト〜
有栖キャロの小学校物語
第17話 学校公開日です
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


「じゃあ行ってくるね!」

そう言って私は家を出ました。
お兄ちゃんの許可が無いと人になれないラグナルは残念ながら見に来れないのですが、ゼストさんとメガーヌさんが代わりに見に来てくれるので気は抜けないです。

「キャロ!」
「ルーちゃん!!おはよう!!」

朝が弱い、ルーちゃんが珍しく私が迎えに行く前に家から出ていました。

「今日は早いね」
「お母さんに叩き起された………今日くらいしっかりしていきなさいって」
「はは………」

確かにいつもみたいに、寝癖が残っていたりしていない。ちゃんと綺麗な制服に髪も綺麗に結んでポニーテールにしています。

「それじゃあエリオを迎えに行こう」
「うん」

私達はエリオ君を迎えに行って学校に向かいました………











「それじゃあ皆席について………出席をとります」

そう言っていつも通り出席を取る霧子先生。

「………って何よみんなソワソワして………エローシュを見なさい、いつも通り、気持ちよさそうに寝て………はぁ………夏穂、叩き起こして」

「は〜い」

そう言って思いっきり拳骨を頭に落とした。

「だ〜っ!!何だ!?敵襲か!?」

「ある意味間違いじゃない」
「夏穂が相手ならエローシュに勝ち目は無いわね」

と、冷静に分析する佐助君とルーちゃん。

「痛そうだね………」
「そうだね………」

と、自分がやられた時の事を考えぞっとするエリオ君と真白ちゃん。
何だかんだいつも通りの私達でした………











「みんなおはよう」

おはようございます、有栖星です。
シャイデの挨拶と共に、朝のHRは始まります。聖祥中学校も今日は学校公開日。

まあ中学生にもなると親の目を気にする人はいないので、『土曜日も登校だるい………』位にしか思っていません。

なのでみんなテンションが低いですね。
………まあ私もその一人ですけど。

「あれ?そう言えば零治は?」

シャイデにそう言われ、私は後ろを見ました。
確かにレイの姿は見えません。

「零治君ならトイレに行くってホームルーム前に………」
「ずいぶん長いトイレね………」

………まさか。
でも朝はすっかり忘れてましたし、ラグナルは………回収してない。

「?どうしたの星?」
「もしかしたら初等部に行ったかも知れないです………」
「初等部………何で………?………ああ、キャロね、全くあのバカは………」

油断してました、レイのシスコンは伊達では無いのに………

「後で初等部に連絡してみるわ。あのバカを連れてきてもらえるようにね………」

溜め息を吐きながらシャイデはその後、ホ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ