第七百七十三話 サウナその六
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「出す様になったのよ」
「そうなのね」
「兎に角ね」
兎角と言うのだった。
「ロシアは寒くてお風呂もね」
「サウナね」
「それがね」
「ずっと主流だったのね」
「火曜日に準備をして」
アンネットはこの時代も残っている一週間という歌の歌詞から話した。
「水曜日に入る」
「そんな風だったのね」
「そうだったのよ」
「ロシアでは」
「お湯はね」
そちらの風呂はというと。
「長い間ね」
「湯舟じゃなくて」
「サウナだったのよ」
こう言うのだった。
「これがね」
「日本も実はね」
今度は彰子が日本人として話した。
「サウナ、蒸し風呂がね」
「主流だったの」
「一緒にあったのよ」
「湯舟のお風呂と」
「そう、お風呂っていうとサウナで」
蒸し風呂であってだ。
「それでお湯とね」
「湯舟の方は言っていたのね」
「そうだったのよ」
「そうなのね」
「日本は昔から温泉にも入って」
豊臣秀吉も有馬温泉で楽しんでいた。
「サウナもね」
「入っていたのね」
「そうだったのよ」
「日本はお風呂好きで」
「どちらもね」
まさにというのだ。
「そうしてよ」
「入っていたのね」
「そうなの」
まさにというのだ。
「ずっとね」
「日本人らしいわね」
アロアはここまで聞いてこう述べた。
「お風呂好きでね」
「サウナもあることが」
「それがね」
まさにというのだ。
「日本ね」
「そう言うのね」
「お風呂好きなのがね」
「それね、よく言われるわね」
彰子もまさにと応えた。
「日本はね」
「お風呂好きの国だってね」
「連合全体がそうだけれど」
入浴が一大産業にもなっているのだ、三人が今いるスーパー銭湯もそうであるし温泉や普通の銭湯も然りである。
「けれどね」
「それでもよね」
「確かに日本はね」
「特によね」
「お風呂がね」
この娯楽がというのだ。
「楽しまれてるわ」
「そうよね」
「それはね」
「彰子も思うわね」
「ええ」
アロアにその通りだと答えた。
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