第百四十六話 文化祭の準備その八
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「そうよね」
「誰だってなるしね」
「女の人なら」
「男の人だってね」
「ああ、なるわね」
留奈はかな恵の今の話を否定せずに返した。
「言われてみると」
「そうよね」
「ええ、おじさんもだけれど」
「おばさんって性別関係なくね」
「なるわね」
「その行動がね」
それ自体がというのだ。
「おばさんで」
「性別に関係ないわね」
「もっと言えば年齢もね」
こちらもというのだ。
「関係ないわ」
「おばさんには」
「何か大阪の女の子はね」
かな恵は自分達のことを話した、大阪市東淀川区の団地に暮らしているならまさに大阪の女の子であるからだ。
「皆ね」
「おばさんなの」
「そうらしいわ」
「行動がそうなの」
「それで徐々にそのレベルがね」
「上がっていくのね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「私達は今の時点でね」
「おばさんなのね」
「自覚ないけれど」
それでもというのだ。
「肝心の行動がね」
「おばさんなのね」
「そうらしいから」
「私達おばさんなの」
「そして年齢を重ねていって」
それと共にというのだ。
「どんどんね」
「おばさんのレベルが上がるの」
「そうらしいわ」
まさにというのだ。
「どんどんね、だからお母さんはね」
「おばさんレベル高いの」
「そうだと思うわ」
まさにというのだ。
「娘の私が言うのも何だけれど」
「それ言ったら私のお母さんも」
留奈はそれならと返した。
「かなりのレベルね」
「おばさんレベルが」
「けれどそれは悪いことじゃないのね」
「生活の知恵身に着けていくならね」
かな恵はそれならと話した。
「別にね」
「悪いことじゃないわね」
「そうでしょ。実際家事やるのに」
主婦の欠かせない仕事であるこれにあたってというのだ。
「色々おばさんの知恵があると」
「上手くやっていけるわね」
「お料理だってね」
これもというのだ。
「生活の知恵があると」
「要領よく出来るのね」
「何でも要領って大事よね」
「ええ、それはね」
留奈はかな恵にその通りだと答えた。
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