TURN52 田中の苦境その三
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
んだな」
「それでっていうんだな」
「俺を失業させたいのなら考えることだ」
東郷はあえて挑発的なものを含めて告げた。
「俺をどうしたら超えられるかな」
「今の俺じゃあ。それでもな」
「また随分と自信がなくなってるな」
東郷は自分を睨みながらもそれでもいつもの威勢がよくない田中に対して告げた。
「そんなことで俺を超えられるのか?」
「それは」
「さっきも言ったが考えることだな」
東郷も言う。
「御前がどうして俺を超えられるかな」
「ああ、考えてやるさ」
田中の目は死んでいない。確かに威勢は弱まっているがいつも通り東郷を見返している。
東郷もその目を見ている。そのうえでこう田中に言った。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ