第八十三話 回廊ひのきしんその三十一
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「やんちゃはよくても」
「やんちゃと無法は違いますね」
「全然違うと思うわ」
この二つはです。
「やんちゃは多少悪いことをしてもね」
「法律やルールや人の道からは外れていないですね」
「多少不良でもね」
外見とかはそうでお酒や煙草を吸ってもです。
「カツアゲとか万引きとか弱い者いじめをしたらね」
「それは無法ですね」
「人の道を外れたらね」
そうなればです。
「もうそれはね」
「無法ですね」
「外道になるわ」
「そうですよね」
「その辺りアウトローの世界もあるみたいで」
私は詳しくないですがおみちにはそういう世界もわかっている人がおられます。この辺り人生の経験でしょうか。
「外道になるとね」
「ヤクザ屋さんの世界でもですね」
「駄目だってされるみたいよ」
「そうなんですね」
「例えば子供虐待する様な」
そうしたとです。
「そんな人はね」
「外道ですね」
「自分より弱い相手に暴力振るうなんて最低でしょ」
「はい、本当に」
「だからそんなことはね」
「絶対にしたら駄目ですね」
「そうよ、新一君そんなことしないわね」
新一君の目を見て尋ねました。
「絶対に」
「ですから僕は嫌いな相手にです」
「色々するのね」
「そうですから」
それでというのです。
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