第百九十話
[8]前話 [2]次話
第百九十話 昆虫は多い
博士は今もドローン、昆虫型のそれ等を見ている小田切君に話した。
「虫は数も種類も多いな」
「地球は昆虫の星とも呼ばれていますね」
「そうじゃ、実はじゃ」
博士は小田切君にさらに話した。
「そうも言われる通りにな」
「地球は虫が多いですね」
「そうじゃ、その種類も数もな」
その両方がというのだ。
「多いからのう」
「それでドローンもですか」
「昆虫型にするとな」
「多くの種類を開発出来ますか」
「そして製造もしておってな」
そしてというのだ。
「運用出来るのじゃ」
「それでAIを搭載して」
「自分達が動く様にしておる」
「そうなんですね」
「空も飛びどんなところも這えてな」
昆虫型のドローン達はというのだ。
「水の中にも入られて土の中にもじゃ」
「入られますね」
「だからな」
そうしたことが出来るからだというのだ。
「開発したが」
「ちゃんと出来ていますか」
「うむ、それで何十億年も用いておる」
「そうですか」
「うむ、しかしな」
博士はこうも言った。
「わしは他にもじゃ」
「色々なドローンを開発されていますね」
「昆虫型だけでなくな」
「昆虫型は情報収集に便利でも」
「小さいからな」
「そこがネックですね」
「無論大型の昆虫も開発出来てな」
そうしてというのだ。
「運用出来るが」
「その他にもですね」
「色々なドローンを開発してな」
そうしてというのだ。
「運用しておる」
「虫だけじゃないですね」
「左様、虫だけでなく他の生きものもおる星だからな」
地球はというのだ。
「ドローンにしても然りじゃ」
「そういうことですね」
「左様」
こう言うのだった、そうして小田切君にそういったドローン達を見せた。見れば外見も大きさも様々な種類のドローン達があった。
第百九十話 完
2024・8・2
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ