第55話
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でだよっ!?」
「やれやれ…………」
レンの提案にヴァンは思わず突っ込み、収拾がつかなくなってきたことにジンは溜息を吐いた。
「あっ………いました!」
その時聞き覚えのある声が聞こえると何とアニエス達がその場に現れた。
「なっ…………!?」
「あら。」
「ヴァンさん…………!――――――って、ええっ!?」
「………どうやら様々な異なる勢力による会合の為に私達を撒いたようですが…………まさかその会合の面々に貴女までいる事には私も驚きました。」
アニエス達の登場にヴァンが驚き、レンが目を丸くしている中アニエスはヴァンに心配そうな表情で声をかけた後周囲にいる面々に気づくと驚きの表情で声を上げ、静かな表情で周囲の面々を見回して呟いたメイヴィスレインは真剣な表情でレンを見つめ
「チョウ…………!?つうかなんだそのカオスな面子!?」
「おやアーロン、一月ぶりですねぇ。マルティーナ殿とユエファ殿もお元気そうで何よりです。」
「フウ…………こんな時でも平常心なのは相変わらずね、チョウ。」
「フフ、その様子だとアーロン達がここを嗅ぎつけるのも予想していたみたいね?」
アーロンもアニエスに続くように周囲にいる混沌とした面々に気づくと驚きの表情で声を上げ、対するチョウは呑気そうな様子でアーロン達に声をかけ、チョウの様子に溜息を吐いたマルティーナはユエファと共に苦笑していた。
「おいおい…………撒いたはずなのにどうして…………」
「まったく…………中途半端に関わらせるからこうなるのよ。」
一方アニエス達の登場にヴァンが困惑していると聞き覚えのある女性の声が聞こえた。すると声の主――――――エレインがリゼットと共にその場に現れた。
「エレイン…………」
「ふう、お前さんも来たのか。」
「ちっ…………って、ありゃあ3年前の時の――――――」
「”乙女”殿でしたか。…………?隣の女性は――――――」
エレインの登場にヴァンが呆け、ジンが苦笑している中アニエス達の登場によって戦う気が失せた娘は舌打ちをした後青年と共にエレインとリゼットを見つめた。
「…………アニエスさんたちが貴方を探してるのを見かけてね。ちょっと迷ったけど――――――心当たりがあったから連れてきたわ。」
「申し訳ありません…………ここまでの状況になっているとはつゆ知らず。ですが成程――――――興味深い場所ですね。」
エレインが理由を説明した後謝罪したリゼットは興味ありげな様子で周囲を見回した。
「ふう、お前さんにはいずれ案内するつもりだったが…………――――――つーかエレイン!なんでわざわざ連れてきやがった!?あれだけ危険に近づけんなって――――――
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