第55話
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なんだがなぁ?」
2人の話を聞いたジンは溜息を吐いた後苦笑しながらチョウに視線を向けて指摘し
「いえいえ、あくまでそちらの規約には配慮させていただいていますので…………」
「って、人の頭越しに腹の探り合いしてんじゃねーよ…………情報交換はともかく俺がいる必要あんのか?」
指摘されたチョウは笑顔で答え、その様子を見守っていたヴァンは冷や汗をかいた後呆れた表情で疑問を口にした。
「ああ。ここからが”俺達”の本題の為、お前がいる必要がある、アークライド。」
ヴァンの疑問に答えたアリオスは立ち上がって全身に闘気を纏い
「…………!アリオス…………」
アリオスの行動に目を見開いたジンは真剣な表情でアリオスを見つめた。
「奴らを滅した後の俺の状況を考えれば恐らくもう2度とないであろう機会に、ちょうどいい場所――――――4年前の事件を起こし事もそうだが、何よりも遊撃士を裏切った俺の”真意”を知るためにもお前の”泰斗”で聞き出すつもりだったのだろう?」
「………フフ、やはりお前さんには見抜かれていたか。」
アリオスの問いかけに対して不敵な笑みを浮かべて答えたジンもアリオスのように全身に闘気を纏って立ち上がった。
「って、アンタ予想してやがったな!?冗談じゃねえ、化物同士の立ち合いなんかに――――――」
2人の様子を見たヴァンは表情を引き攣らせてジンの頼みを断ろうとしたが
「うふふ、そうなると流れ的に考えてヴァンさんと”二代目白蘭竜”さんも付き合ってあげたら?貴方達殿方にとってお得意の”交流”でしょう?お互いのことをわかり合う為の。」
「おいっ、どういう流れでそうなるんだよっ!?」
「フフ、達人同士の立ち合いに水を差すのも気が引けますが――――――”不動”殿にヴァンさんの手並みを拝見できるのなら仕方ありませんねぇ。」
レンの提案に表情を引き攣らせて声を上げ、チョウは静かな笑みを浮かべて呟いた後立ち上がってレンの提案に載る事を口にし
「って、オイ!?」
チョウの答えにヴァンは再び表情を引き攣らせて声を上げた。
「すまんなアークライド…………”そういうわけ”で付き合ってくれ。俺とコイツだけじゃタガが外れて周りにどれだけ被害を出すか判らんからな。」
「ッ…………〜〜〜っこの熊野郎…………!!」
ジンの言葉に唇を噛み締めたヴァンは仕方なくレンの提案に載る事を決め、ジンと共にアリオスとチョウと対峙した。
「立ち合いは自分が引き受けよう。方々、存分にやり合われるがよい。」
「クスクス、見た目の割にはなかなかがノリがいいオジさんね♪」
「そんなにノリがいいんだったら、俺の代わりに入れよ!?」
「フフ……
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