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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第11話 ヴェリエ・マーセナルの提案
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「あの………何で正座させられているのでしょうか?」
有栖家のリビングで正座をさせられている零治。その前に仁王立ちする星達3人とフェリア。
有栖家にとってフェリアが加わった事以外、いつもの光景の一つでもあった。
キャロと優理は一緒にゲーム、アギトは漫画を持ちながらうたたねをしている。3人もすっかり慣れていた。
「………見覚えはありませんか?」
「えっと………あっ、もしかしてこの前会長に誘われて行った映画の件か?確かに内緒で2人っきりで行ったけど別に何も………」
「レイ、何の事?」
「えっ、だってそれ以外………ん?だとフェリアがそこにいる理由が分からないな………」
そう呟くとダラダラと冷や汗が背中だけでなく額にも流れ始めた。
「俺、余計な事口走った………?」
「レイ………?詳しく教えていただきましょうか?」
「あの………その………これにはちゃんと訳を………」
「わ、我等が居て浮気とは………!!」
「やっぱり年上が好きなんだね!!レイの馬鹿ー!!!」
ライに限ってはビンタまでする始末。
まさかのカミングアウトに星達3人の怒りは更にヒートアップする。
「………取り敢えずその話は後回しで頼む。私が怒っているのは桐谷と相談した内容だ」
「相談………?」
3人の怒りが取り敢えず収まった事に感謝しながら零治はその時の事を一生懸命思い出そうとする。
「確か民間協力者としてはやて達に協力するって話だったよな………それがどうした?」
「それが………?」
零治の答えを聞いたフェリアは零治の反応出来ない程のスピードでナイフを投げてきた。
そのナイフは零治の頬をかすめ、その頬から血が流れ落ちる。
「フェ、フェリア………?」
「零治、お前は有栖家でやる家族会議で何も学んで無かったのか?桐谷のその決断もそれはどこから来たものだ?」
「………家族のためだな」
「それなのに何故2人だけで話し、決定する!!ふざけるな零治!!」
フェリアの大声を聞いてゲームをやっていた2人も、うたたねしていたアギトも驚いてこっちを見た。
それだけでなく、怒っていた星達3人もフェリアの大声に驚いていた。
「桐谷も零治の所業を見ていていながら自分勝手にそう決めたのも腹ただしいが、それでも零治自身が何も言わず、肯定したのが私は許せない!!」
声を荒らげながら零治の胸ぐらを掴むフェリア。
「フェリア………悪かった俺が考えなしなばっかりに………」
零治が深々と頭を下げるとフェリアも落ち着きを取り戻し、手を離した。
「………いや、私こそすまなかった。感情的になりすぎた。キャロ達も済まないな」
「う、ううん、私達は大丈夫だよ?」
「………でも話を
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