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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第11話 ヴェリエ・マーセナルの提案
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ならともかく、指揮をしたりするのは無理です」
「そうか………となると他に誰かいるかな………?」
「………います、魔力ランクも高く、色んな事件を乗り越えてきた人物が………」
「誰だ?」
「八神はやてです」
「ホンマかクロノ君!?」
「はやて、いくらこの部屋に僕とはやてしかいないと言っても管理局にいるときはちゃんとした口調でしゃべれ」
「はっ!失礼しましたサー!!」
「………もういい、君にそれを望んだ僕がバカだった」
ため息を吐きながら座っていた椅子に深く座り込むクロノ。
現在提督とはやてと比べても格上の相手ではあるのだが、前のクロノのイメージが抜ききれないはやてとその他2人は中々敬語ができないでいた。(なのはは途中で敬語での会話にクスクスと笑い始め、フェイトはお兄ちゃんが入る。はやてに関しては完全にわざと)
「安心してええよ、こんな態度とるのはクロノ君位やから」
「いや、安心する意味が分からない。それは僕だけバカにされているように聞こえる」
「………テヘッ」
「はぁ………」
そんなはやての態度に再びため息を吐くクロノ。
「冗談や、クロノ君だけってのは間違い無いんやけど決して舐めてる訳じゃないんやで」
「本当にそうならいいが………」
「睨まんといてやクロノ君………」
睨まれて流石にからかい過ぎたと思ったのか申し訳無さそうな顔をするはやて。
「………で、どうだ?」
「………本当に私でええんか?」
「僕ははやてにとって良い経験を出来る場でもあるし、君がフェイトに話した夢を達成するための通過点になると思ってる」
「フェイトちゃん喋りおったな………でもクロノ君、私は………」
「確かにはやてに関して危険視する上司も居る。だが神崎が推薦したのもあり、話が通った。せっかく貰ったチャンスなんだ、生かさなくちゃな」
「………分かった、私頑張ってみます」
「よし、それじゃあ僕から上に進言する。その内呼ばれる事になると思うから準備をしておくように。それと新人は早めに声をかけておいてくれ。スカウトは早い者順になりそうだからな」
「了解や、クロノ君!!」
「全く………」
敬礼をしながらも相変わらずの口調のはやてに苦笑いしながら呟いたクロノだった………
新暦74年9月………
「ねえねえ聞いたティアナ!?」
朝早く、ティアナとスバルしかいない休憩室でスバルが高いテンションでティアナに話しかけてきた。
「朝から騒がしいわね………さっきまで一緒に救助活動してたとは思えないわ………」
実は2人、午前3時頃に起きた火災に出動しており、ついさっき帰ってきたばかりなのである。
スバ
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