第二章
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「ワン」
「ワオン」
「ニャン」
「ニャア」
「ニャオン」
「ミャウ」
「この子達がいるから」
マクリーンにそれでと話した。
「だからね」
「それでよね」
「うちではもう無理だから」
「里親探しましょう」
「これまでね」
スチュワートはさらに話した。
「二十五匹保護犬を引き取って」
「里親探したし」
「わかるよ、SNSでアドバイスも受けてきて」
「引き取り手は慎重に選ぶことね」
「そう、その人の行きつけの獣医さんがいるかも確認して」
そうもしてというのだ。
「それで獣医さんにその人が本当に飼えるかいい人かも聞いて」
「譲渡金をもうけて」
「払えるか」
「それが払えない位お金がないかケチな人は飼えないし」
「保護団体とも協力してね」
「探しましょう」
「そうしよう」
こう話してだった。
実際に二人で地元の動物保護団体に協力してもらって五匹の家族を探した、雌は三匹で雄は二匹だったが。
同じジョージア州の心ある人が五匹共家族に迎えてくれた、その人は二人に彼等の名前を尋ねたが。
スチュワートは微笑んでだ、その人に話した。
「名前は付けていないです」
「それはまたどうして」
「敢えてそうしたんです」
その人に話した。
「家族になってくれる人が名付けてくれる様に」
「そう考えられて」
「はい」
それでというのだ。
「私達は名付けませんでした」
「そうでしたか」
「ですから貴方が」
家族になるその人がというのだ。
「名付けて下さい、そして」
「幸せにですね」
「宜しくお願いします」
「とてもいい娘達です」
マクリーンもその人に話した。
「ですから」
「はい、これからはずっと一緒で」
「大事にですね」
「可愛がっていきます」
その人は約束した、そして三匹の雌犬はローズ、チコリ、フェンネル、雄犬はジョナサン、ジョゼフと名付けてだ。
自分の家に迎えた、後日二人がその人の家に行くと五匹共とてもいい毛並みでふっくらとしたうえで庭で走り回っていた。家族にも懐いているその姿には幸せがあって二人もそれを感じた。
ハリケーンが迫る中で 完
2024・10・21
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