第七百七十二話 三人で入浴その九
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「もうね」
「冷水シャワーよね」
「それを浴びて」
そうしてというのだ。
「身体冷やして」
「また湯舟に入るのよね」
「それやったらね」
ベッカも言った。
「今以上にね」
「お酒抜けるわ」
ナンはベッカにも応えた、ナンが中央にいて彼女から見て右手にアロア、左手にベッカがいて一緒に入っている。
「そうなるわ」
「あったまって冷やす」
ナンはこうも言った。
「そうしたらね」
「もうね」
「お酒凄い抜けるのよね」
「それをサウナでやったら」
ベッカはそうすると、と述べた。
「本当に一気にね」
「お酒抜けるわね」
「そうなるのよね」
「そうそう、実はサウナの折り畳み式浴室もよ」
「あるの」
「そうなのよ」
こうベッカに話した。
「モンゴルだとね」
「そうなのね」
「それで遊牧民の人達もよ」
「サウナに入られるのね」
「ええ、ただ私はサウナなくてもいいから」
特に好きでなくというのだ。
「それでね」
「このお風呂だけなのね」
「持ってる浴室はね」
折り畳み式のそれはというのだ。
「そうなのよ」
「湯舟で充分ね」
「サウナはお風呂屋さんに行って」
そうしてというのだ。
「気が向いたらね」
「入るの」
「そうしてるわ」
「そうなのね」
「お風呂は好きでも」
それでもというのだ。
「サウナは特にね」
「興味ないの」
「そうなの」
こう言うのだった。
「私はね」
「そうなのね」
「嫌いじゃないけれど」
それでもというのだ。
「特にね」
「好きでもないのね」
「そうなの」
「まあね」
アロアはナンのその言葉を聞いて言った。
「そこはそれぞれね」
「人それぞれでしょ」
「ええ」
ナンにそうだと答えた。
「そこはね」
「湯舟は好きよ」
「じゃあ温泉は?」
「好きよ」
そちらもというのだ。
「それで露天風呂もね」
「好きなのね」
「そうだけれど」
それでもというのだ。
「サウナは特にね」
「好きじゃないのね」
「嫌いでもないの」
「そうなのね」
「それでね」
ナンはさらに話した。
「気が向いたらね」
「入るのね」
「そうしてるわ」
「あくまで気が向いたらなのね」
「ええ、ただサウナって」
ナンは湯舟に入って湯によって酒がどんどん抜けていっていることを感じつつそのうえで言っていった。
「マニアの人いるわね」
「多いわよ」
ベッカはまさにと答えた。
「実際にね」
「そうよね、サウナって」
「温泉好きな人もいて」
「温泉マニアね」
「そしてね」
それと同じくというのだ。
「サウナもね」
「マニアの人いるのね」
「中にはね」
それこそというのだ。
「
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