暁 〜小説投稿サイト〜
下着に興味があっても
第二章

[8]前話
「そう言います?」
「違うんじゃないですか?」
「流石に」
「いや、俺はな」
 周りに真面目な顔で話した。
「下着姿の女の人が好きなんだよ」
「下着自体にはですか」
「興味ないですか」
「そうですか」
「誰が着けていてもな」
 それでもというのだ。
「下着は只の服だろ」
「それはそうですね」
「結局のところは」
「そうですね」
「だからな」
 それでというのだ。
「下着を盗むなんてな」
「理解出来ないですか」
「そうですか」
「それに窃盗で犯罪だろ」
 このことも言うのだった。
「だから絶対にな」
「宮田さんはされないですか」
「それで否定されますか」
「そうされますか」
「そうだよ」
 こう言ってその事件を糾弾した、そしてだった。
 背山にもだ、今は自分の部屋で一緒にいて話した。
「全く、下着姿のな」
「女の人がよくて」
「下着自体はどうでもいいだろ」
「誰が着けていても」
「それで盗んだらな」
 そうすればというのだ。
「本当にな」
「犯罪だから」
「だからな」 
 そうであるからだというのだ。
「そんなことはな」
「したら駄目ね」
「そうだよ」
 こう言うのだった。
「全く、人としてな」
「駄目な行いね」
「そうだよ、理解出来ないな」
「下着好きでもそこは違うのね」
「ああ、それで今日はな」
 一緒に酒を飲みつつ話している、見れば彼は今も黒のボクサーパンツ一枚である。実は家ではいつもこのスタイルなのだ。
「どんな下着だよ」
「白よ、ガーターも着けてるわ」
「いいな、やっぱり下着はな」
「着けてこそなのね」
「着けてるその姿だよ」
 女の人のというのだ。
「それがどうかでな」
「下着自体はどうでもよくて」
「ましてや盗むなんてな」
「論外ね」
「そうだよ、それはこれからも変わらないからな」
「私ともなのね」
「そうさ、じゃあ飲んでシャワー浴びたら」
 その後でというのだ。
「いつも通りな」
「ええ、ベッドに行きましょう」
「そうしような」 
 ビールを飲みながら言った、そしてだった。
 それぞれシャワーを浴びてからベッドで楽しんだ、宮田は背山の下着姿を見てからそうした。そして下着は着けてる姿こそとあらためて思ったのだった。


下着に興味はあっても   完


                 2024・10・20
[8]前話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ