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下着に興味があっても
第一章

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                下着に興味があっても
 カメラマンの宮田辰則は女好きである、それこそ頭の中にあるのはそうしたことばかりだ。
 風俗も好きで特にだ。
「下着だよ」
「それなのね」 
 今の交際相手の芸能事務所で働いている背山英子が応えた、宮田は長身で黒髪を整え明るく整った顔であり背山は細面で艶っぽい顔で眉の形もスタイルもいい。黒髪を長く伸ばしセットしスタイルもだ。二人共割り切った関係だ。
「あんたが好きなのは」
「ああ、だからな」
 背山の家で言った。
「あんたにもな」
「色々下着を着けさせてるのね」
「白とか黒とかな」
「赤も青も紫もあるわね」
「下着姿の女の人見るとな」
 ソファーで黒のボクサー一枚姿でいて言う。
「もうな」
「それだけでなのね」
「ぐっときてな」
「そうしたことしたくなるのね」
「ああ」
 まさにというのだ。
「俺はな」
「下着フェチね」
「女の人自体好きでな」
 それでというのだ。
「特に下着姿がだよ」
「好きね」
「だから仕事で」
 その時にというのだ。
「アイドルの娘のグラビア撮る時にな」
「実は、よね」
「結構以上にきてるんだよ」
「そうなのね」
「ただ仕事で」
 その時でありというのだ。
「やっぱりな」
「タレントさん、まして十代の娘だから」
「手を出さないさ」
「あんた十代の娘と人妻さん彼氏のいる人には手を出さないわね」
「出すとまずいだろ」
 それこそというのだ。
「だからな」
「手を出さないで」
「それでな」
 そのうえでというのだ。
「遊んでるんだよ」
「そこはしっかりしてるわね」
「それでその人がな」
 今はカジュアルな部屋着で料理を作っている背山に話した。
「下着姿になるとな」
「ぐっときて」
「そういうことしたくなるんだよ」
「そうなのね」
「ああ、本当にな」
 実際にというのだ。
「そうなんだよ」
「成程ね」
「ああ、じゃあ今からな」
「ご飯できたわ、八宝菜と卵のスープよ」
「嬉しいな、じゃあ一緒にな」
「食べましょう」 
 こんな話をしてだった。
 宮田は背山と一緒にご飯を食べた、その後で赤のブラとショーツ姿になった彼女と楽しんだ。彼は他にも多くの女性とも楽しんだが。
 下着泥棒の話を聞いてだ、職場で眉を顰めさせて言った。
「何でこんなことするんだ」
「えっ、宮田さんが言います?」
「女好きなのに」
「それも下着好きなのに」
「いつも言ってるのに」
 今は周りは男性スタッフばかりなので彼のそのことを指摘した。
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