第八十三話 回廊ひのきしんその三十
[8]前話 [2]次話
「法律やルールを守らないとヤクザ屋さんでしょ」
「無法者ですね」
「自分達が好き勝手していいっていうなら」
それこそどんなことでもやりたい放題ならです。
「漫画でも出て来るけれど」
「モヒカンですね」
ここで新一君はこう言いました。
「それって」
「モヒカンって?」
「核戦争の後の世界に出て来る」
「ああ、あの漫画ね」
そう言われると私もわかりました。
「胸に七つの傷がある」
「あの主人公の漫画ですね」
「そう、あのバイクに乗っている人達よ」
何故かあの漫画は悪役はモヒカンだった気がします、そして主人公にいつもやっつけられていました。
「あの人達みたいにね」
「なりますね」
「そうなるわよ」
「ああした無法者にですね」
「あんな人達全然恰好よくないでしょ」
私は強い声で言いました。
「あの漫画の中でも」
「出て来たらすぐにやっつけられますしね」
「好き放題暴れるだけの人達なんてね」
法律やルールを無視してです。
「例えああした状況でもね」
「世紀末な中でもですね」
「暴れるだけなんてね」
それこそです。
「全くよ」
「格好よくないですね」
「本当に恰好いいのはね」
そうした人はです。
「ちゃんと倫理を持っていて」
「おみちで言うと教義を守る人達ですね」
「そうよ、悪いことをしている自分恰好いいとかね」
そうしたことはです。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ