貴方は私の敵
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くそ……あ、アデーレ! ちょっと、こっち来いやぁ!』
『嫌ですよ! どうせ、盾にするつもりですよね!? 幾ら、奔獣でも悲嘆の怠惰の上位駆動を防ぐ何て無茶この上ないですよ!!』
『余はあんまり戦いの事は解らないんだけど、熱田君とバルフェッド君の防御力って凄いの? それとも、大罪武装が凄いの?』
『難しい議題ね……片や、ヤンキー馬鹿と貧乳による根性防壁で、もう一つは悲嘆の怠惰なんていうぶっちゃけ悲しみ砲撃……つまり、ある意味ホライゾンの感情によるんじゃない?』
『ぶっちゃけ返ししますけど、ホライゾンが負ける姿が想像できないんですけど……ああ、シュウ君とアデーレがゲログチャアに……!』
『想像早いわ!!』
駄目だ、ツッコミに入れる反射神経が足りない。
別にいらないとは思うのだが、逆に目立た無すぎると、クラス内カーストが結局落ちてしまう事になってしまう事にクロスユナイトを見ていて理解したから、中くらいが丁度いいという真実に辿り着いたのである。
そして、ホライゾンはこっちの携帯社務を見て、うんうんと頷いたかと思うと
「どうでしょうか皆様。アドリブで、この人気……ホライゾンの基本性能がレベルが高いという事が理解できたでしょうか?」
「いや、ちょっと待ってくれホライゾン……私にも色々と言わせてくれないか」
「───Jud.では、皆様。こちらの正純様が今から、ホライゾン以上に面白い事をしてくれます。静かに聞きましょう」
「───え」
いきなりの理解不能展開に子供みたいに首を傾げて、純粋に何を言っているのか解らないという感情を口から出す。
そう、解らない。
何故そんな状況が今、私の身に降りかかっているのかが解らない。
だが、そこで周りは何かを察したというのか
「……」
とりあえず、拍手が来た。
ぎゃ、逆に嫌なリアクションだぞ……!
どうする?
というか、しなければいけないのか。
というか、そういうのはそれこそ、葵とか葵姉達、芸人の仕事だろうが。
他の馬鹿どもでもいいけど、目で映る熱田と二代は色々と期待してこっちを見ているし、ナイトはこっちの録音用の魔法陣を向けて、笑って見ている。
どちらにしても、こちらを助けるつもりがないらしい。
進退窮まったというのはこういう事なのかと、愕然するが、最早、沈黙のレベルは取り返しの無い所まで来ている。
ここで、実は無しと言ったら、最悪またバトルが勃発するかもしれない。
……くっ。
なら、やるしかない。
原因となったホライゾンを思わず、睨んでしまうが彼女は無表情で右手の親指をぐっと上げるだけであった。
駄目だ……格が違った。
そうなるとどうする。
やはり、ここは極東風のボケで攻めた方が良いかもしれないと思い
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