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不可能男との約束
貴方は私の敵
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を口にくわえており、紫煙が漂っている。
そしてこちらの視線に気づいたのか、最後に煙を吸い、煙管を口から外し、煙を口から出した後に一言。

「そら、ズドーン」

言葉通りの結果になった。









激震という言葉が空中に発生する。
輸送艦、指揮官の両方の装甲版はあっという間にめくれ、爆発と衝撃を生み、人工物によって空中で地震が起きる。
余りの震動にさっきまで競り合いをしていたメンバーはこけそうになるのが大半であった。

『おわおぅ! お、おいネシンバラ! 俺はこんな事をするとか全然聞いてねえぞ! 少しは他人の迷惑っていうのを考えやがれ!』

『勝手に女風呂に突っ込もうとするシュウ君がそれを言いますか……』

『大体、君は人が作戦を話そうとした時に勝手に突っ走っただけじゃないか。まぁ、それは槍本多君もそうだけど』

『ふぅむ。拙者、今は人間がどこまで空中遊泳を出来るかという限界にチャレンジをしていたので、運良く巻き込まれなかったので御座るよ。日頃の行いと言うのは、やはりこういう時に出るので御座るな。拙者、これからもじゃんじゃん日頃の割断をするで御座るよ』

『あれ? さっきまで一般論を話していたのに、何故か最後にストレートが、フックになりましたよ?』

同感だと正純は輸送艦の今も揺れる足場の中で手すりに捕まりながら、前を見る。
何だかんだ言いつつ、熱田も二代も、この揺れる足場の中で、揺れに負けずに立っている。
その体勢調整に本当に同じ人間かと結構本気で思いつつ、この数秒で、自分に課せられた役目を果たそうと息を吸い、発する。

「───武蔵アリアダスト教導院副会長、本多・正純が休戦を提言させてもらう!」

「───貧乳は断る!!」

斬新な向こうからの挨拶に一瞬、顔が無表情になってしまった気がするが、ここで負けてはいけない。
しかも、何だか断ると言った連中に敵味方関係なく攻撃をしているのはある種の戦術的な行程なのだろうか。
理解しても、絶対に得てはいけない物を得てしまうだけだと思ったから、見なかったことにした。

『セージュン! 気にすんなよ! 貧乳って言うのは、つまり、まだ成長を残している可能性があるって事なんだぜ!? オメェも努力次第で巨乳の仲間になるのも不可能じゃねーよ! 俺も協力すんゼ!?」

『ククク、愚弟? よく言ったわ! って言ってあげたいけど、貧乳政治家の場合成長した胸を削って、ああなったのよ? つまり、成長期はもう終わってしまってるのよ……でも、諦めるのは早いわ! 大丈夫よ貧乳政治家! 一人で駄目なら皆でコネ回せばきっと発芽の因子が発生するわ! 皆は一人の為! 素敵な言葉ね! ビューティフゥゥゥゥゥルゥーーーーーーーー!!』

『その論で行くと、一人
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