コネクト〜レン、エレイン〜
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”を味わってみる?」
「――――――」
そして意味ありげな笑みを浮かべたレンに問いかけられたロナールは目を見開いたまま気絶した。
「あら、あの時と同じ結果ね。根性があるのかないのか…………」
「まあ、ある意味あの時のやり残しだ。面倒事が片付いて何よりだぜ。」
「ありがとう、裏解決屋さん。また助けられちゃったわね。」
「ま、お前さん一人でも解決できたと思うがな。そういえば機会があれば確認しようと思っていたんだが…………やはりお前さんも”エースキラー”の一員なんだろう?」
「やっぱりヴァンさんは気づいていたのね。――――――確かにヴァンさんの予想通り私も”エースキラー”の一員よ。まあ、私には学生生活がある事も考慮されているから、他の人達と違って情報収集の仕方は相当限定したやり方だし、”余程の事態にならない限り”ヴァンさん達のように他の地方にまで”出張”することはないけどね。」
ヴァンが自分も”エースキラー”の一員であることを確信した聞き方に苦笑を浮かべたレンは静かな笑みを浮かべて答えた。
「その”余程の事態”ってのはどのレベルの出来事なのかは気になるが…………ま、とりあえず今回はお疲れだ、仔猫――――――いや、レン皇女。」
「ふふっ、あの記者さんにも伝えたけどアラミスには身分を隠して通っているのだから、普通に呼び捨てで呼んでくれて構わないわよ。――――――ヴァンさんもお疲れ様。」
その後、レンと地上に戻って報酬のジェラートを受け取り…………お勧めの紅茶でお茶会を楽しんだ後映画館を訪れると意外な人物――――――エレインを目にした。
〜タイレル地区・映画館〜
「お、珍しい所で会うな。」
「ヴァン…………別に、通りがかっただけよ。この辺りで依頼を受けてね。」
「そうか、てっきりサボって映画でも見るのかと思ってたが。」
「これでも忙しいの、ヒマそうな貴方と一緒にしないでちょうだい。」
ヴァンのからかいに対してエレインはジト目で反論した。
「今は休憩時間だっつの。それで、剣の乙女どのが注目してる映画ってのはいったい――――――」
「それじゃあ、私は仕事だから。」
「あ、おい…………」
ヴァンが上映している映画を確認しようとするとエレインはヴァンの制止する声を無視してその場から立ち去り、エレインが立ち去った後ヴァンはエレインが見ていた映画の説明を確認した。
カルバードでも人気の”みっしぃ”がついに映画になった!劇場版”長靴をはいたみっしぃ”、11月から公開予定!
「ハン、なるほどな。好きなら好きでいいと思うが…………ま、あいつらしいか。…………そうだな…………」
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