暁 〜小説投稿サイト〜
星河の覇皇
第八十七部第三章 港の整備その四十三

[8]前話 [2]次話
「それも発展によって補えます」
「ではまずは人口ですね」
「その先に開発と開拓です」
「それがあります」
「星のそれが」
「幸いマウリアから開発と開拓の技術も得ています」
 これはマウリアが連合の一人勝ちを防ぐ為にエウロパに密かに流しているのだ、そしてエウロパもそれを使っているのだ。
「それならです」
「我々もですね」
「その技術を使い」
「それを我々でも研究し」
「そして進化させ」
「連合に追いつきましょう」
「追いつけないとしても」
 その場合についても話した。
「また手に入れましょう」 
「マウリア経由で」
「あの国にも協力をお願いして」
「そうしていきましょう」
「多くの星を開発、開拓し」
「居住可能にし」
「産業も興しましょう」
 そうしていくというのだ。
「そして人口もです」
「そうしていけば」
「人口もやがては数兆に至ります」
「そのやがてを迅速にです」
 出来るだけ早くというのだ。
「実現しましょう」
「そうあるべきですね」
「まさにその通りです」
「それでは」
「我々も政策の転換です」
 ノルウェーのそれをというのだ。
「これまでは人口を抑制していました」
「エウロパではこれ以上の人口を養えないので」
「ですがその状況が変わりました」
「多くの人口を養える様になります」
 多くの星の開発と開拓を行える様になってというのだ。
「それならです」
「増やすべきです」
「長い間人口抑制政策を行ってきました」
 エウロパはそうしてきた、そしてそれがこの国の閉塞感にもつながっていたのだ。これはこの国全体を覆い続けていたのだ。
「養えないとそれ以上は増やせません」
「悔しいですがこのことはどうにもなりません」
「連合とはそこが違いました」
「あの国は増え続けましたが」
 それでもというのだ。
「我々は違いました」
「人口に限りがあり」
「スペースコロニーを築いてもです」
 新たな居住地を宇宙に築いてもというのだ、エウロパは星の開発や開拓よりもそちらの技術が発展したのだ。こちらを新たな居住地にと考えていたのだ。
「非常にコストが高いですから」
「一基一基がそうであり」
「そして維持費も大変です」
「しかも住める人の数は限られています」
「コロニーは」
「ですから」
「やはり住むところは星です」
 こちらだというのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ