第二章
[8]前話
「ああした手合いはよ」
「相手にしない」
「仮面被って応対ですね」
「どんなこと言ってもね」
「わかりました」
「そうします」
二人は険しい顔で頷いた、そうしてだった。
多瓶の応対をした、非常に無礼で横柄な態度な客であったが三人共仮面を被って応対した。彼は夥しい数のアイスを買ったが三人共気にしなかった。
そうして仕事を続けたが次の日。
美菜子は店、出店の形のそれに来た二人に言った。
「あのボクサーアイス沢山買ったわね」
「まさかあの数のアイスを」
「一人で食べたんですか」
「減量明けでね、それでね」
そうであってというのだ。
「一気に食べたのよ、それで海に入って泳いで」
「身体冷えますね」
「内と外から」
「それで急にきてね」
そうしてというのだ。
「海の中でやっちゃったらしいわ」
「うわ、周りにいた人不幸ですね」
「それはまた」
「それでネットで大騒ぎになってるから」
二人に笑顔で話した。
「現場の動画まで出て」
「ああ、それは終わりですね」
「自業自得ですね」
二人はその話を聞いて笑顔で応えた。
「それはまた」
「本当に」
「社会的には終わりね、やっぱりアイスの食べ過ぎはね」
「禁物ですね」
「それは」
「そうよ、私達も気を付けていきましょう」
美菜子は二人に笑顔で言った、そうしてこの日も三人で汗を流した。アイスを食べてもその量は節制して。
アイス食べ過ぎに注意 完
2024・10・17
[8]前話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ