第六話・発揮する転生者
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その体は現在、尻餅をついて地面に座り込んでいる。
「なのはが負けるなんて…」
目に見えて困惑しているユーノ。
なのはが負けるなど思いもしなかったのだろう
それはそうだ、魔法使いが一般人に負けるはずが無い
特になのはに関しては天才と言えるほどの実力があるのだ。
しかし、それは相手が一般人だった場合のみだ
そう、俺はなのはの兄である。
それと同時に御神真刀流を継承する家の次男坊でもある。
つまるところ俺の今回の勝因は
なのはが俺が御神真刀流を会得していると知らなかったこと
また、俺を魔法が使えないからと言って油断していた事だ。
「にゃはは…負けちゃった」
「気にしないでなのは、気付くべきだったんだ、この前の鎧の強さからすればみずなさんも強くて当たり前なんだ」
なにやら二人で反省会を始めてしまった様だ
このままだと埒があかないのでユーノに話しかける
「さてとユーノ、これで実力は問題ないな?」
「はい、分かりました。でも…」
「分かってる、無闇に人に話したりしないって」
「ありがとうございます」
それだけ聞くと満足したのかなのはに向き直して、また二人で反省会を始めてしまった。
特に気にする必要は無いか・・・
そう思い二人の反省会を放置していたのだが、
二人の反省会もといお互いの謝罪とフォローの負の連鎖はとどまる事は無く
むしろ悪化し始めた時には、自らの選択が誤りだったと気付かされるのだった。
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