第六話・発揮する転生者
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た。
体中を激痛が走った
「ッ!?」
「お、お兄ちゃん!?」
「みずなさん!?」
どうやら試合はしばらくお預けになりそうだ。
とりあえず今は体を癒す事に集中するべきだと結論づける。
「すまん、ここまで言っておいて悪いんだが、試合は日を改めてってことで…」
「うん!わ、分かったの」
「そんな事より、みずなさん早く休まなきゃ!」
「言われなくて、めちゃくちゃ痛いから休むよ…」
そう言って俺は迷わず自分の部屋へと向かい
倒れるように布団へと転がり込んだ。
それから二日後、約束通り俺はなのはと試合をする事になった。
いつもなのはが魔法の練習をしていると言う丘の上の広場へとやって来た。
「さて、…手加減しないからな」
「う、うん」
なのはが凄く難しい顔をしているが、原作に介入するには俺が役立つ事を証明しなければ行けない。
なにより、無意識下とはいえこうなる事を望んでいたのだ
その準備は出来ている。
「それじゃあ、なのは、みずなさん」
ユーノが俺達二人に最後の確認をしてくる。
もちろん答えはイエスだ。
「…うん!」
どうやらなのはの気持ちの整理が着いたようだ。
それを確認しユーノを見つめる。
ユーノは俺と同じ事を思っていたのか深くうなずき
大きく息を吸った
そして
「始め!!」
試合開始の合図が高らかに宣言される。
「ごめんなさい!!」
なのはがそう言うと共にピンクの球体が俺に向けて放たれた
中々の速さである。
一般人ならそれを確認する事も難しいくらいには、
だがしかし
「謝る必要は無いぞ、っと」
俺はそれを少し体を反らすだけで避ける。
「避けた!?」
「うそ!?」
なのはもユーノも驚いているがこの程度で驚いてもらっては困る
「というか、俺の方がなのはに謝る側だ」
そして俺は今日の試合に際して持って来ていた得物を構える。
それは小さな二つの木刀。
使う技はもちろん、
「なのは!!」
「ふぇ!?」
ユーノが俺が木刀を構えた事に気付くがもう遅い
視界に映る景色が一瞬、白と黒で構成されたモノクロの世界へと変わる。
「にゃ!?」
なのははまだ驚いているが既に俺はなのはの後ろへと通り抜けた後だ。
御神流奥義の一つである歩方、神速
それが今使った技の名前である。
「ふぇ?ふぇええ!?」
さっきからなのはが「ふぇ!?」しか言ってない気がするが
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