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星河の覇皇
第八十七部第三章 港の整備その三十九

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「寒冷地が多いですね」
「そこが問題ですね」
「それもかなりの寒さです」
「マイナス百九十度を超える地域も多いです」
「こうした場所に基地を設けるとなると」
「やはり問題です」
「出来ることはありません」
 こう話すのだった。
「そこが問題ですが」
「そうでない星もあります」
「そしてそこにです」
「かなりの基地を設けられます」
「タンホイザー閣下の言われる通りですね」
「ではそうした地域に基地を築き」
 そうしてというのだ。
「軍港も設けましょう」
「宇宙艦の為のそれを」
「そちらも築き」
「そうしてですね」
「基地化を進めましょう」
「そして基地化が完成すれば」
「ここから暗黒宙域に出ましょう」
 目的地であるそちらにというのだ。
「そして徐々にです」
「進出していきましょう」
「宙域をより確かめていき」
「中継地も設け」
「そうして徐々にです」
「暗黒宙域の踏破を進めましょう」
 是非にというのだった。
「そしてそのうえで」
「それで、ですね」
「新天地に入りますね」
「そうしますね」
「新天地に至れば」
 そうなればというと。
「後は新天地への進出に入り」
「大きなものを手に入れましょう」
「そこにある資源に土地を」
「そして入植も進めることになります」
「それならです」
「我々の責任はやはり大きいです」
「それもかなり」
 こうしたことも話した。
「ではここは」
「基地化を急ぎましょう」
「かつ的確に」
「そうして進めていきましょう」
「娯楽の用意も進んでいますし」
 こちらの話もするのだった。
「兵達も飲みそうした店で楽しんでいます」
「娯楽もあればです」
「やはり士気が違います」
「程よい息抜きにもなっていますし」
「我々もそうした店に行っています」
「バーも必要なら」
 飲む店もというのだ、エウロパ軍では士官はバーに入り下士官や兵士はパブに行くものとされている。
「風俗店も必要です」
「そしてゲームが出来る店も」
「スポーツが出来る場所もです」
「艦内でもジムはありますが」
「それでも出来ることは限られていますし」
「スポーツも必要です」
「あと少しで乗馬の場も出来ます」
 こちらも進んでいるというのだ。
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