4 結成、“ラグナレク”!!
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山での修行から数ヶ月後、丈流は中学生になって成長して大人びた雰囲気になり、友人である龍斗とも時折会っては組手や自分たちに喧嘩を売ってくる相手と闘い、自分達の力を高めていった。
その中で丈流は龍斗に誘われて、街の廃工場にて”ある人物“と待ち合わせをしていた。
「なぁ、龍斗。俺に会わせたい人って誰なんだ?」
「丈流、以前に私は拳聖様に会わせたいと言っていたと思うが、拳聖様に丈流の事を話したら是非会いたいと言われてね。キミを紹介するために来たんだ。」
「え!?そうだったの!?やばっ、手土産とか持ってきて無いぞ?」
「大丈夫だ、拳聖様はキミに会いたがっている。そんな些末なことは気にしなくて良い。」
「え?そうなのか、それは……なんというか申し訳ないな。今度お礼するな龍斗。」
そうして、しばらく待っていると、丈流は背後から”違和感“を感じて振り向くと、白い外陰を着た男がおり、丈流は臨戦態勢を取る。
すると、龍斗が手で制する。
「丈流、待て。この方が”拳聖様“だ。」
「この人が。……あ、は、初めまして!九十九 丈流と申します!」
「はははっ!真面目な子だね、初めまして。龍斗から聞いているだろうけど、拳聖だ。宜しく、丈流くん。」
「は、はい!宜しくお願いします。」
互いに握手をして、顔合わせをした後、龍斗が話し始める。
「丈流。拳聖様にも話したが、俺は強い組織を創る。その組織でキミには、私の影をやってもらいたい。」
「影?後ろにいろってことか?」
「いや、そうではない。私は武闘派組織を創るんだが、お前にはご意見番になってもらい、敵対組織との会合などに”チーフ“として着いてきて貰いたいんだ。」
「それは構わないけど、どんな連中を集めるんだ?」
「それについては拳聖様のお力を借り、拳聖様の名の下に強い組織を創る。」
「へぇ、何か面白そうだな。良いぜ、やれる範囲で手伝わせて貰うよ。」
「ありがとう。そこで丈流には、ある神の名を名乗ってもらう。」
楽しげに話す龍斗と丈流、そんな姿に拳聖こと”緒方 一神斎“は笑みを浮かべていたのであった……。
◆◆◆
丈流が拳聖との邂逅を終えてから、数ヶ月後、2人は自分達が面白いと思う人物たちを組織に誘った。
中には力を見ようと向かってくる者もいたが、2人の力にねじ伏せられたり、中には実力を隠して仲間に加わる者もいたが、人材集めは滞りなく進んでいった。
さらに兵士として、不良たちも誘い、巨大な武闘派組織……”ラグナレク“が結成された。
その中で、実力のある幹部たちを”拳豪
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