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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
最終決戦くらい、真面目に頑張ろうよ…
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『ゾーマとの戦いはタイマンでやれ!』と言う感じで誰も援護しない。

「ず、ずるい!何で僕一人で戦わなきゃならないんだ!?」
「今まで碌に戦わなかったからです!」
元愛人に突き放される。

「ハ、ハツキぃ〜…そんな事言わずに一緒にがんばろ!?」
「ムリで〜す!私、リュカさんの愛人を辞めてから、体力が落ちたみたいで、もうへとへとで〜す!」
ぷっ…つまり、床運動で体力アップしていたのね(笑)

「カ、カンダタはまだ戦えるだろ!?お前嘘吐くとぶっ飛ばすぞ!」
「いやぁ〜戦いたいのは山々なんだけどよぉ…さっきの戦闘で骨をやられちまって…だからムリッス!」
空気の読めるカンダタは私達側に着く。正しい判断だ!

「テメー…後で憶えてろ!………ラングは平気だろ!?」
「いえ。私も先程の戦闘時、アルル殿とティミー殿が放った雷撃の影響が出てまして、体中が痺れております!諦めやがって、大人しく一人で戦ってきてください!」
直訳すると『最後はお前が戦うって約束なのだから、諦めて行け!』って事。

「くっそ〜………ビ、ビアンカ〜……みんなが苛めるよぉ〜!」
「よしよし可哀想に…でもね、偶にはみんなの為に一人で戦ってきなさい!私は早くグランバニアへ帰りたいのだから、アナタが最後はキメて来なさい!いいわね!!」
お母さんに泣き付くも、優しく突き放され助けてくれない。

「くっ…嫁も敵か!………オ、オルテガっち!一緒に戦ってくれるよね!?だってオルテガっちはゾーマを倒す為に、一人でここまで来たんだろ?だったら………」
知り合って間もない大親友に援護を依頼するも…

「すまんなリュカちん。俺もお前の戦いぶりを見てみたいんだ!一人の戦士として…」
「な………何で僕が……戦士じゃないし……普通、王様ってこう言う事しなくていい役職だよね?…何で僕が………」
普通の王様だったらそうだけど、お父さんは普通じゃないからねぇ…

「諦めてください…僕だって王子だけど、前線で戦ってますよ!」
「お前は自ら戦いに身を投じてるじゃんか!」
あはははは…
確かにそうだわ…でもいい加減納得して欲しいわね!

「うっさいオッサンね!いい加減に諦めなさいよ…ゾーマちゃんが奥で待ってるわよ…さっさと行け!」
「オッサンじゃない!イケメンお兄…つか、マリーはお父さんと呼べ!もしくはパパ!」
何でツッコむ所がそこなのよ!?

「一人で行ってゾーマを倒してきたら元の呼び方に戻したげる……ほれ行けって!!」
あ〜…本当に面白い家族よね。
私の言葉+お母さんに押される+皆さんからの冷たくも暖かい瞳を受け、渋々ゾーマの方へと歩いて行く。

お父さんの真上にあるレミーラの光玉が、哀愁漂う一人の男の背中を照らし続ける。
その男は、屈強なる戦士で、偉大な
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