暁 〜小説投稿サイト〜
博士の挑戦状
第百八十八話

[8]前話 [2]次話
               第百八十八話  昆虫型ドローン
 小田切君は博士に今話に出た昆虫型ドローンについて尋ねた。
「何時開発されたんですか?」
「実は五十億年前に既にな」
 博士はあっさりとした口調で答えた。
「開発しておった」
「そうなんですか」
「そして製造もしておった」
「地球が出来る前から」
「もうな」
「速いですね」
「二百億年生きておるのじゃ」
 やはりあっさりとした口調で言うのだった。
「だからな」
「そうしたドローンもですか」
「生み出しておったのじゃ」
「人間の考え超えてますね」
「ドローン自体は一九九憶年前にじゃ」 
 その頃にというのだ。
「生み出しておった」
「また速いですね」
「そして百四十九憶年位他のものを開発しておってな」
「昆虫型のドローンはですか」
「後になってな」
 それでというのだ。
「気が向いてじゃ」
「開発されたんですね」
「地球で言うカンブリア紀の生きもの型のドローンも開発したしな」
「アノマロカリスとかですね」
「アメーバ型のものもじゃ」
 そうしたドローンもというのだ。
「開発してな」
「製造されてるんですね」
「微生物型のものもな」
「色々開発されてますね」
「ドローンもな」
 こちらもというのだ。
「そうしておる」
「そうですか」
「そしてじゃ」
 博士はさらに話した。
「今また使っておるのじゃ」
「そうなんですね」
「蠅や蚊やな」
 その形のことも話した。
「蟻やゴキブリ、蛾にバッタにとな」
「色々なタイプがあるんですね」
「そうじゃ、今から見せようか」
「お願いします」
 それならとだった、小田切君も応えた。そうして実際にそうしたドローン達を見せてもらうのだった。


第百八十八話   完


                    2024・7・28
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ