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スーパー戦隊超決戦
第三十四話 メールが来てその六

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 ドクターマンは暫く熟考に入った、ゴーバスターズは筆談であったので流石に気付かなかった。だがそれでもだった。
 感じていてだ、陣は仲間達に言った。
「何かあるな」
「そうよね」
 宇佐見は陣のその言葉に頷いた。
「やっぱりね」
「そう思う方が自然だな」
「ええ」
 まさにというのだ。
「そうよね」
「そうじゃないとな」
「会議室に入らないし」
「話す声も聞こえない」
「これは筆談でもしているのか」
 岩崎はそう感じた。
「まさか」
「筆談か」
「筆談なら声は出ない」
 スタッグにこのことを指摘した。
「だから密かに話すにはな」
「最適だな」
「まさにな」
「その通りだな」
 スタッグもその通りだと答えた。
「それに書いても消せばだ」
「証拠は残らない」
「余計にいいな」
「しかもだ」
 岩崎はさらに話した。
「メモ帳は後で燃やすなりすればな」
「完全になくなる」
「証拠がな」
「だからいいな」
「一体何を話しているんだ」
 桜田は腕を組んで考える顔になって話した。
「それなら」
「そこがわからないとな」
「どうにもならないな」
「私達としてもね」 
 桜田にチダ、ゴリサキ、ウサダが応えた。
「どうにもね」
「気になるだけだ」
「本当にそれだけだ」
「そうだよな、ただ重要な話をしていることはな」 
 それはというのだ。
「間違いないな」
「そうだな」
「そのことは間違いないな」
「やっぱりね」
「ああ、ただ何があってもな」 
 桜田はそれでもと話した。
「やることをやるか」
「どうなってもな」
「臨機応変でもな」
「ことを進めていきましょう」
「そうしような」
「それでだ」 
 陣は仲間達にあらためて話した。
「俺達は何も知らない、感じていない」
「そうした風にか」
「やっていくか」
「ここはね」
「演技をするか」
「ああ、本当に何を話しているのかわからなくてな」
 それでというのだ。
「気付くこもないけれどな」
「何か話しているのは感じるしな」
「その感じていることをか」
「ここは隠すのね」
「そうすることだな」
「ああ、感じられるだけでもな」
 それだけでもというのだ。
「相手は態度を変えるからな」
「そうだな、気付かれずともだ」
 スタッグもその通りだと答えた。
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