第三十四話 メールが来てその五
[8]前話 [2]次話
「聞いているのだ」
「左様ですね」
「そういうことだ」
「我々は一つです」
こう書いたのはアクアイガーだった。
「ドクターマン様の思われるままです」
「ついてきてくれるか」
「はい」
そうするというのだ。
「家族でありドクターマン様がです」
「親だからか」
「そうです」
それ故にというのだ。
「ドクターマン様の決められてことにです」
「ついてきてくれるか」
「何処までも」
「そうか、そうしてくれるか」
「左様です」
「有り難い、私はいい家族を持った」
心からだ、ドクターマンは思って言った。
「これだけのな」
「そう言って頂けますか」
「心からな」
まさにというのだ。
「思う」
「そうなのですね」
「実はだ」
ドクターマンはさらに話した。
「戦隊の者達の戦いを見たが」
「見事な戦いでしたね」
ファラキャットがその感想を率直に述べた。
「これ以上はないまでに」
「誇り高い戦士達の戦いだったな」
「まさに」
「その彼等とだ」
ドクターマンはファラキャットにも話した。
「戦いたいともだ」
「思われましたか」
「ギアも戦って来た」
そのかつての戦いの日々を思い出しつつ言うのだった、書いて。
「戦士だったからな」
「戦士としてですね」
「彼等と一度戦いたいともな」
「思われていますか」
「その様にもな」
「そうですか」
「まだ戦うかどうかは決めていないが」
それでもというのだ。
「それでもな」
「組織の人達とはですか」
「話をしたい、そしてな」
「信頼出来る人達ならば」
「仲間、友人になりたい」
こう言うのだった。
「そう考えている」
「そうなのですね」
「私はな」
家族であるギアの面々に話した。
「その私についてきてくれるなら」
「はい、何があろうともです」
「我々はドクターマン様と一緒です」
「家族ですから」
「そうですから」
「何処までもついていきます」
「そうさせて頂きます」
「そう言ってくれるか、ではだ」
ドクターマンはギアの者達の言葉を受けて述べた。
「彼等と会うその時まで考えてな」
「そうしてですね」
「そのうえで、ですね」
「決断を下されますね」
「そうされますね」
「必ずな」
こう言うのだった、そしてだった。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2025 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除