第四章〜災厄のプロトコル〜 第54話
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している仕事を自分達にもさせてもらうように申し出、対するアーロンは面倒そうな様子で答えた後意味ありげな笑みを浮かべてアニエスを見つめた。
「そ、それは…………」
「むっ。アーロンさんこそ少しは事務所の分担をすべきかと!やっぱりムラが多いので戦力としてもまだ不安定ですし。」
アーロンの指摘にアニエスが気まずそうな表情で答えを濁している中フェリは頬を膨らませてアーロンに指摘した。
「ほう、やんのかチビ?」
「のぞむところですっ!」
「ああもう、二人共…………」
「皆様の方こそ、学業や趣味など大切にして頂きたいところですが…………――――――わかりました、お言葉に甘えて自分の時間も取らせていただきます。」
いつもの調子で喧嘩を始めようとするアーロンとフェリの様子にアニエスが呆れている中その様子を見守っていたリゼットは静かな表情でヴァンの教えやアニエス達の申し出を受け入れる事を口にした。
「ああ、そうしてくれ。――――――そんじゃあ今日の業務だがリゼットに加え、アニエスも来てもらう。導力杖もアップデートしたばかりだし”新サービス”に慣れてもらうためにもな。」
「…………!わかりました!」
「う…………たしかにわたしたちよりはるかに適任ですね。」
「フン…………俺はその気になりゃ、速攻でモノにしてみせるけどな。」
「クク、ムラッ気が多いと意外と苦労する分野だろうがな。どの道お前たちのうち一人には来てもらうつもりだ。留守番役は事務仕事やら買い出しだ。サボんじゃねーぞ。」
「もちろんですっ。」
「へっ、いいから選べや。」
こうして…………リゼットを加えたヴァン達はいつものように”アークライド解決事務所”の業務を開始した――――――
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