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とある委員会の委員長
親戚と悪行
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私は女子寮に戻ってからすぐにパソコンを立ち上げて研究者IDを打ち込み、現在行われている実験を確認した。
そこの載っていたのはたったひとつの実験だけだった。
その名前は『絶対能力進化実験(レベル6シフト)』。
被害者及びに協力者のなかには枝先さんの名前はなかった。
しかし気になる名前もあった。
量産型能力者計画(レディオノイズ)』、クローン細胞提供者、御坂美琴。
「御坂さんも結局は将来苦労するのですね。」
「お姉様が苦労するですの?」
後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
私が放り向いた先には御坂さんの後輩である白井さんが立っていた。
「どうして人の部屋に勝手に入っているのかな?」
「花火大会の時間が迫ってますので迎えに来たのですわ。それでお姉様が苦労するというのはどういうことですの?」
「学園都市統括理事会の機密に関わるから話せないのです。」
「そんなのおかしいですの。お姉様が統括理事会に関係するようなことをしているなどあり得ないですの。」
自分で言っておいて何だけど、確かにあり得ない。
でも事実なのだから仕方がない。
それにこの事を知ってしまうと一部の例外を除いて学園都市の裏に関わることになってしまう。
何も知らない後輩を私は巻き込むべきではないと考え、
「この事は詮索しないように。これは委員長としての命令です。」
「そんなのおかしいですの。お姉様のことなのに教えてもらえないなんて。」
白井さんが言うのも無理はないがここで引き下がるわけにもいかない。
「何があってもこの件については詮索ならびに捜査を禁じます。もしも破った場合は・・・」
私は一息おいてから、
風紀委員会(ジャッチメント)をやめてもらいます。」
と続けた。
これでこの件に関わってはいけないとわかるだろう。
「わかりましたの。でもお姉様が協力を求めたら手伝いますの。」
「そうね。頼んできた場合はいいとしましょう。」
御坂さんが協力を求めないだろうから許可をした。
それよりも常盤台中学の門限は、
「白井さん、寮の門限は大丈夫なのかしら?」
白井さんが黙ってしまった。
「この事に関わらなければ寮への報告はしないとします。」
「脅迫ですの?」
白井さんの言う通り私が言ったことは脅迫かもしれない。
しかし仕方がないのです。
「花火大会は行けないと伝えてください。」
「そうですの。わかりましたわ。」
ごめんなさい。
どおしても探さないといけないので。
「この資料は?」
パソコンをよく覗いてみるとそこには第22学区の乱雑開放(ポルターガイスト)発生を確認すると春上さんが引っ越してから発生していない。
それどころか第7学区に起きる回数が増えてきた。
「もしかしたら。」
私は一つの可能性を考えた。
春上さんと枝先さんは
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