スーパーロボット大戦OGs
0067話
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「そんな、何でアクセルさんがDC残党に協力してるんだよ!?」
「DC残党?」
……あぁ、そう言えば原作でも最初はアクセルの事をDC残党と勘違いしていたんだったな。
「まぁ、それで構わん。俺がどこに所属していようとお前達がすべき事は変わらない」
「何で……何でだよ、アクセルさんっ! あの機体には妹が、フィオナが乗ってたんだぞ!? それを、何でよりにもよってあんたが撃ったんだよっ!」
血を吐くようなラウルの叫び。胸がチクリと痛むが、今はその痛みを感じている時間はない。胸の痛みはあえて無視して口を開く。
「選択肢は2つ。エクサランスを渡すか、それともこの俺に抗うか。どちらを選んでも結果は変わらんが、好きな方を選べ。悪いが交渉の時間は無い。大人しくこちらに従うのなら身の安全は保証しよう。だが、抗うのなら……次はコックピットを狙わせてもらう」
「くそっ……」
「ここまでですね、ラウル。アクセルさんの要求を受け入れるしかありません」
「ラージ!?」
ラージの言葉にラウルが信じられないといった口調でラージの名前を呼ぶ。
「冷静になって下さい。あちらは量産型アシュセイヴァーが4機に、あのアクセルさんのカスタム機ですよ? 多勢に無勢どころではありません」
「だけど、こいつはフィオナを!」
「フィオナは気絶しているだけで、命に別状はありません。今は全員で生き残る事を考えるべきです。命と機体が無事なら研究を続ける事が出来ます。例え最初からやり直す事になったとしても」
「!?」
「僕がアクセルさんと話してみます。アクセルさん、先程の身の安全を保証するというのは本当なんですね?」
「ああ、俺としても縁の深いお前達に危害を加えたいとは思わない」
「では……」
ラージが口を開き何かを言いかけた時、突然レーダーへ反応が現れる。
これは、来たか!?
「うわぁっ!」
ラウルのエクサランスから見て東の方向から衝撃波が起き、土煙をまき散らす。
「あ、あれは何だ!?」
衝撃波が起きた方向をモニタで確認したのだろう、ラウルの驚きの声が上がる。
そこにいたのは、どこか蟹や蜘蛛を思わせる存在、デュミナスだった。
「……3つ発見……1つ…使用不可……2つ利用……する……」
通信が繋がっている訳でもないのに、何故か聞こえてくるその声はデュミナスのものなのだろう。
恐らく3つ発見というのは、クロノスに搭載されているものとエクサランス2機に搭載されている時流エンジンの事。そして使用不可というのは稼働しているエクサランス2機と違い停止している俺の時流エンジンの事か。
その考えを証明するかのように、2機のエクサランスの時流エンジンが共鳴を始める。
「こ、これは?」
「タイムタービ
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