第七百七十一話 最初から略奪目的その五
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「もうね」
「代わりは幾らでもいるで」
「徹底的によ」
「搾り取るわね」
「そして歯向かおうとしたら」
その時はというのだ。
「容赦なくね」
「暴力で鎮圧よ」
アロアは怒った顔で言った。
「無茶苦茶な」
「虐殺してね」
「そして何もかも壊して」
「また搾取ね」
「それがエウロパの連中で」
そうであってというのだ。
「何かあればね」
「戦争よ」
「まず内政と話し合いが連合だけれど」
「あいつ等馬鹿だから」
ナンははっきりとだ、馬鹿と言った。
「だからね」
「それでよね」
「そうしたことしかね」
それこそというのだ。
「考え付かないのよ」
「何かあったら戦争ね」
「悪い意味でバイキングなのよ」
「あいつ等の遺伝子に残ってるのね」
「ローマも野蛮だったし」
ローマ帝国もというのだ、エウロパは元々EUが母体であるがそのEUはそもそもローマ帝国を意識して出来た組織なのだ。
「古代ギリシアだってね」
「ああ、酷いわよね」
ベッカはまさにとナンに言った。
「神話読んでたら」
「かっとなってね」
「大虐殺とかね」
「大量殺人よね」
「理性ないわよね」
ギリシア神話の登場人物にはというのだ。
「全く」
「そうでしょ」
「もうね」
「感情特に欲の赴くままにね」
「動くのよね」
「考えることなんてね」
それこそというのだ。
「全くないのよね」
「ギリシア神話ってね」
ベッカも言うことだった。
「本当に」
「それがね」
「今もよね」
「エウロパの連中にはあって」
「特に貴族ね」
「お高く止まっていても」
それでもというのだ。
「その実はね」
「理性がなくて」
「それでね」
そのうえでというのだ。
「碌でもないことするのよ」
「そうよね」
「野蛮で残酷でね」
「理性がないのよ」
「全くね」
「そうよね、まあうちの近所にも酷いのいたけれど」
アロアはこう二人に話した。
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